「福岡発 売り子名鑑」美声が売りの美容系専門学校生、夢は「アイリスト」

「福岡発 売り子名鑑」美声が売りの美容系専門学校生、夢は「アイリスト」

アサヒビールの「あずあず」さん【写真:福谷佑介】

「メゾソプラノ」でコンクール金賞経験、「売り子をやってみてハマりました」

 球場の新たなエンターテインメントになっている「売り子」。美女どころといわれる福岡で働くアサヒビール、キリンビールの両メーカーの売り子を不定期連載で紹介する人気企画「福岡発 売り子名鑑」の第20回をお届けする。

 今回は、アサヒビールの「あずあず」さん、だ。

 中学校時代に合唱に勤しんでいた美声の持ち主「あずあず」さん。ソプラノとアルトの間「メゾソプラノ」をパートとし、コンクールで金賞受賞の経験もある。「声が通るし、大きいので、隣の列にいる売り子さんより大きな声で、元気を売りにしています」と自慢の声を武器に、主に左翼外野席で活躍している。

 美容系の専門学校に通い、まつ毛ケアの専門家「アイリスト」を目指している彼女。売り子の世界とは不思議な縁があった。「1歳上の小中学校の先輩が売り子をしていて、その人のSNSとかを見ていて憧れていました」といい、実際に売り子となったきっかけは「野球が好きで、野球部のマネージャーもやっていた友達がいて、その友達に連れられるがままに来た」。

 以前に紹介した「こにとも」さんは高校の1歳上の先輩。高校時代から面識はあったが、売り子になってからヤフオクドームで再会し、今では親友になったという。

「あずあず」の由来は…「ぜひ、確かめにきて」

 幼少期には新体操、中学校の頃は合唱とともにバレーボールにも汗を流していた。「昔からスポーツをしていて負けず嫌いなところがあって、売り子をやってみてハマりました。部活とかがなくなって頑張ることがなくて。1つ頑張ることがあれば、全部のことにやる気が出るんです」。

 誘ってきた友達は、わずか2日で辞めてしまったが、「あずあず」さんは「売り子のない生活は考えられません」と、今や“ノー売り子ノーライフ”になっている。

 お客さんや常連の方々との交流はもちろんのこと、彼女は「仲良しの子がいると意識しますね。友達とドームで会って、ドームでみんなで頑張って。たまに悔しいこともありますけど、自己新が出たりしたら、みんなで喜んで。売ることも楽しいけど、友達と一緒になって頑張れる」ことにも、やり甲斐を見出している。

「“塩顔”の男性が好きですね。私、無茶振りとかするし、フリが雑って言われるので、それを明るく、優しく受け止めてくれる男性がいいです」と好みの男性のタイプを教えてくれた「あずあず」さん。赤みがかった髪。そして、合唱で培った美声が目印だ。「あずあず」さんだが、名前は「あずさ」ではない。その由来は、ぜひ本人に確認してみて欲しい。

「私は人見知りしないですし、ガンガン話しかけられた方が話しやすいので、どんどん話しかけてください。名前は『あずさ』ではありません。ぜひ『あずあず』の由来、確かめにきてください!」

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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