怪物ジャッジの破壊力引き出した打撃投手 HR競争V貢献に「最高の瞬間」

怪物ジャッジの破壊力引き出した打撃投手 HR競争V貢献に「最高の瞬間」

MLBオールスターのホームラン競争で初優勝を飾ったアーロン・ジャッジ【写真:Getty Images】

ヤンキース打撃投手のダニーロ・バリエンテ氏がジャッジの初Vサポート

 ヤンキースの“超新人”アーロン・ジャッジが下馬評通りの破壊力を見せつけ、見事初優勝を飾ったMLBオールスターのホームラン競争。初戴冠したジャッジが感謝して止まないのが、打撃投手を務めたダニーロ・バリエンテだ。

 ヤンキースでも打撃投手を務めるキューバ生まれのバリエンテは「普段の打撃練習と変わらないように努めた」と、平常心で大舞台のマウンドにあがり、ジャッジが打ちやすい球を投げ続けた。その結果、ボーア(マーリンズ)と戦った第1ラウンドは23本で通過、ベリンジャー(ドジャース)と対戦した第2ラウンドは13本で勝ち抜け、ミゲル・サノと争った決勝は11本で見事栄冠を掴んだ。

 最長飛距離は513フィート(約156.4メートル)を記録したジャッジは、「ダニーロがバットに上手く当たるように投げてくれたんだ」と全幅の信頼を寄せるが、このバリエンテ打撃投手を頼りにしたのはジャッジだけではない。同じくヤンキースから本塁打競争に出場したゲリー・サンチェスも、ダニーロ打撃投手の登板を指名。おかげで打撃投手は休む間もなく投げ続けた。投球数は150球を下らない。

 だが、世界最高峰のメジャーリーグでプレーする選手の中でも“選ばれし者”しか参加できないオールスターという大舞台で、将来のヤンキース主砲候補のジャッジの優勝を後押しでき、「これまでの野球人生の中で最高の瞬間だった」と振り返った。

 来年の出場に関して、ジャッジは明言を避けたが、もしジャッジが出場する意思を固めた場合、確かなことが一つだけある。それは、またその時も打撃投手を務めるのはバリエンテ氏ということだろう。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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