「ツケは必ず回ってくる」 楽天首位ターンも梨田監督が募らせる危機感

「ツケは必ず回ってくる」 楽天首位ターンも梨田監督が募らせる危機感

楽天・梨田昌孝監督【写真:編集部】

楽天Vへ最大の障壁は過密日程―カギ握る「夏」の戦い

 50勝24敗1分けの貯金26。楽天が2位のソフトバンクに1.5ゲーム差をパ・リーグ首位で前半戦を折り返した。開幕直後から首位に立つと、順調に白星を積み重ねていった。7月7日に一旦、ソフトバンクに頂点を明け渡したが、わずか2日で再奪首に成功。前半戦最後のカードとなった11日からの直接対決でも2連勝を飾り、ソフトバンクに1.5ゲーム差をつける最高の形で前半戦を終えた。

「ギリギリのところでやりながら、大変なところで選手が頑張ってくれた。日程に恵まれたとも思う。アクシデントもありながら、日程に助けられた。でも、そのツケは必ず回ってくる。夏にね」

 前半戦をこう総括した梨田昌孝監督は、後半戦のハードな日程を危惧している。ソフトバンクの83試合に対して、楽天は8試合少ない75試合。この試合消化数の違いが後半戦、楽天のリーグ制覇に向けて、最大の障壁となりそうだ。

オールスター明けから7週連続で6連戦

 楽天はオールスターが終わると、18日の日本ハム戦(函館)から後半戦がスタート。なんと、そこから7週連続で6連戦が組まれている。一気に42試合を消化する過密日程となっているのだ。

 一方のソフトバンクは17日の西武戦(ヤフオクD)で後半戦が始まり、3連戦→試合なし→3連戦→試合なし→3連戦→試合なし。7月29日の日本ハム戦(ヤフオクD)から9連戦が組まれているが、8月の2週目、3週目には6連戦がない。楽天に比べれば、比較的、負担は軽いといえる。

 夏場という体力的にもキツイ時期に7週連続となる6連戦は、選手にとって厳しいもの。特に投手陣に与える疲労は並大抵のものではないだろう。首位に立つ楽天の原動力の1つは、安定感抜群のリリーフ陣。そこに過度な負担をかけることなく、この夏を乗り切れるか。勝負の終盤戦に向けて、夏の戦いが楽天にとって大きな意味を持つ。 (福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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