【#今こそひとつに】元巨人・篠塚和典氏、コロナ禍で心を込めて「口に出す」配達員への感謝

【#今こそひとつに】元巨人・篠塚和典氏、コロナ禍で心を込めて「口に出す」配達員への感謝

長きに渡り巨人の主力として活躍した篠塚和典氏【写真:荒川祐史】

「3密避け感染者を減らすことが、頑張ってくれている人たちの負担軽減につながる」

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、誰もが身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

 Full-Countでは、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。

 第5回は、現役時代に巨人のレギュラー二塁手として活躍し、首位打者を2度獲得するなど球史に残る巧打者として鳴らした、現野球解説者の篠塚和典氏。

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 1975年ドラフト1位で千葉・銚子商から巨人入りし、19年間在籍。打っては84年と87年に首位打者に輝き、守っては二塁手としてゴールデングラブ賞に4度選出された。華奢な体格で華麗なプレーを披露し、若い女性から野球マニアまで幅広い層から支持された人気選手で、オールスター出場は9度に上る。現役引退後も巨人コーチとして後進の指導にあたり、ノックの名手としても知られていた。

郵便配達や宅配便の方々への感謝を「みんなで、口に出して言うようにしたい」

 その篠塚氏がいま、極力外出を控え、都内の自宅に籠っている。実はゴルフの腕前は、プロゴルファー顔負けの実力者が多い野球界にあって屈指。だが、62歳という年齢もあり、「自分が外出すると家族に心配をかけてしまうので」コースに出ることも封印しているという。「ストレスをためないように、自宅のベランダでネットに向かってゴルフボールを打ってます」と苦笑する。

 一方で、社会には外に出て働かなければならない使命を背負った人たちがいる。篠塚氏は「私はテレビで見るくらいですが、感染した人たちを診ている医療関係者のみなさん、電車、バスの運転手さんをはじめ、一生懸命頑張ってくれている方がたくさんいますよね。われわれが出したゴミを収集に来てくださる方々にも感謝したい」と語り、「われわれが“3密”を避け、感染者を減らしていくことが、外で頑張ってくれている方々の負担を軽くすることにつながると思う。思い切り外に出たいという気持ちはあるけれど、今は我慢の時期でしょう」と訴える。

 篠塚氏には最近心がけていることがある。「自宅にいて顔を合わせるのは、郵便配達や宅配便の方々ということになるけれど、今まで以上にしっかり『ご苦労様です。ありがとうございます』と感謝の気持ちを伝えるようにしています。これはみんなで、口に出して言うようにしたいですね」

 口に出して感謝の気持ちを伝えることで、少しでもリスクと戦ってくれている人たちの支えになりたい……篠塚さんの思い、届けます。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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