年俸23億円“不良債権男”の不名誉記録にMLB公式も皮肉 「打撃妨害の王様」

年俸23億円“不良債権男”の不名誉記録にMLB公式も皮肉 「打撃妨害の王様」

2019年までヤンキースに在籍したジャコビー・エルズベリー【写真:Getty Images】

2016年のシーズン12回、通算31回はいずれも捕手による打撃妨害の最多記録

 記録のスポーツとも言われる野球。なかにはこんな変わった記録もある。巨額の契約を1年残しながら、ヤンキースから契約を解除されたジャコビー・エルズベリー外野手は史上最も捕手による打撃妨害が多い選手のようだ。MLB公式サイトでデータ解析システム「スタッツキャスト」担当するデビッド・アドラー記者が「過去10シーズンにおける最も奇妙な成績」とのタイトルで紹介している。

 2015年7月28日、レンジャーズとの試合でエルズベリーは「1番・中堅」で先発出場。初回の第1打席でロビンソン・チリノス捕手から、9回の第7打席ではトーマス・テリス捕手からそれぞれグローブがバットに当たる打撃妨害で出塁している。2010年代で1試合に2人の捕手からの打撃妨害を記録した選手はエルズベリーただ一人で、2016年にはシーズン12回の年間最多記録を樹立。通算31回も史上最多となっている。

 この記録を引き合いに、記事では「エルズベリーは捕手による打撃妨害の王様だ」と紹介。アドラー記者のツイッターには「これがおそらく彼のヤンキース時代の最高の場面だったね。悲しいよ!」とコメントがついており、これにアドラー記者も「これが彼にとっての最高の瞬間となっても、私は問題ないと思う」と返信している。

 エルズベリーは2013年限りでレッドソックスからFAとなり、2014年から7年総額1億5300万ドル(約166億2200万円)の契約を結んでヤンキースに加入。しかし、度重なる故障もあって徐々に出場を減らし、最近2年間はメジャーでの出場はなし。年俸約23億円に相応しい活躍を見せることができず名門ヤンキースを去ることになった。

 それだけに、この投稿には他にも「彼のスイングに何か問題があると私は普段思っていた。その通り、捕手ではなく彼に問題があるんだ」、「これが彼にとっての唯一のヤンキース時代のハイライト」、「ヤンキースが彼と契約した理由がこれだ」、「ヤンキースの選手として彼が唯一やった意味があるプレー」とファンからの皮肉が殺到。あまりの打撃妨害の多さゆえ、本人にとっても不名誉な記録となっている。(Full-Count編集部)

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