甲子園優勝投手のNPB今季成績は…松坂大輔、斎藤佑樹ら苦しむ投手の姿も

甲子園優勝のプロ野球投手の今季成績 松坂大輔、斎藤佑樹、藤浪晋太郎ら苦しむ投手も

記事まとめ

  • プロ野球界には、斎藤佑樹など甲子園の晴れ舞台で大活躍した優勝投手が16人いる
  • 松坂大輔、福井優也、藤浪晋太郎らは、故障や不振で十分な成績が挙げられていない
  • 今年に限れば、規定投球回数に達しているのはソフトバンクの東浜巨だけだ

甲子園優勝投手のNPB今季成績は…松坂大輔、斎藤佑樹ら苦しむ投手の姿も

甲子園優勝投手のNPB今季成績は…松坂大輔、斎藤佑樹ら苦しむ投手の姿も

ソフトバンク・松坂大輔【写真:荒川祐史】

NPBで現役続ける甲子園優勝投手は春夏合わせて16人

 夏の甲子園は連日、熱戦を繰り広げている。現在のプロ野球界には、甲子園の晴れ舞台で大活躍し、深紅(夏)や紫紺(春)の優勝旗を受け取った優勝投手が16人いる。

 現役の甲子園優勝投手の今季成績を見ていこう(優勝年度順)。

松坂大輔(ソフトバンク)横浜高 1998年夏優勝
今季成績:1軍出場なし
○近藤一樹(ヤクルト)日大三高 2001年夏優勝
今季成績:34試合1勝2敗1S9H 防御率4.93
○大谷智久(ロッテ)報徳学園高 2002年春優勝
今季成績:40試合2勝2敗0S15H 防御率3.29
○西村健太朗(巨人)広陵高 2003年春優勝
今季成績:29試合0勝2敗0S7H 防御率2.59
○福井優也(広島)済美高 2004年春優勝→早稲田大
今季成績:3試合1勝2敗0S0H 防御率6.00
斎藤佑樹(日本ハム)早実高 2006年夏優勝→早稲田大
今季成績:5試合1勝3敗0S0H 防御率8.18
○田中健二朗(DeNA)常葉菊川高 2007年春優勝
今季成績:42試合0勝1敗0S6H 防御率3.72
○東浜巨(ソフトバンク)沖縄尚学高 2008年春優勝
今季成績:18試合12勝3敗0S0H 防御率2.51
○今村猛(広島)清峰高 2009年春優勝
今季成績:49試合1勝3敗20S9H 防御率2.47
○島袋洋奨(ソフトバンク)興南高 2010年春夏優勝
今季成績:1軍出場なし
○藤浪晋太郎(阪神)大阪桐蔭高 2012年春夏連覇
今季成績:7試合3勝3敗0S0H 防御率2.66
○高橋光成(西武)前橋育英高 2013年夏優勝
今季成績:6試合2勝4敗0S0H 防御率4.59
○高橋奎二(ヤクルト)龍谷大平安高 2014年春優勝
今季成績:1軍出場なし
○平沼翔太(日本ハム)敦賀気比高 2015年春優勝
今季成績:3試合3打数無安打 ※内野手転向
○小笠原慎之介(中日)東海大相模高 2015年夏優勝
今季成績:15試合2勝6敗0S0H 防御率6.29
○今井達也(西武)作新学院高 2016年夏優勝 
今季成績:1軍出場なし

大半がプロ入りも、その後のキャリアは…

 このほか、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大(駒大苫小牧高)も、2005年夏の優勝投手だ。さらに、独立リーグの四国アイランドリーグplus、愛媛マンダリンパイレーツには、1999年夏の優勝投手、正田樹(桐生第一高)が現役で投げている。中京大中京の2009年夏優勝に大きく貢献しながら優勝決定時には右翼を守っていた堂林翔太は、広島入団後に野手に転向した。

 近年の甲子園優勝投手は大半がプロ入りしていることが分かる。しかし、その進路は必ずしも順風満帆ではなさそうだ。

 高校時代は大エースとして甲子園のマウンドで活躍した投手たちだが、プロ入り後も先発で活躍している選手は意外なほど少ない。今年に限れば、規定投球回数に達しているのはソフトバンクの東浜巨だけだ。大谷智久、西村健太朗、田中健二朗、今村猛など、救援投手として活躍している投手が多い。

 また、松坂大輔をはじめ、福井優也、藤浪晋太郎など、一時期活躍したものの故障や不振で、十分な成績が挙げられていない投手も多い。

 実は、春夏の甲子園の優勝投手で、プロで200勝投手になったのは野口二郎(中京商)、平松政次(岡山東商)の2人、100勝以上も8人しかいない。甲子園での過酷な登板が、その後の野球人生に大きな影響を与えたという見方もある。

 今季の優勝投手は、どんな野球人生を歩むだろうか?(広尾晃 / Koh Hiroo)

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