カブス38歳右腕の“ハッスルプレー”が話題に キャリア初盗塁→牽制死の珍事

カブス38歳右腕の“ハッスルプレー”が話題に キャリア初盗塁→牽制死の珍事

キャリア初となる盗塁を成功させたカブスのジョン・ラッキー【写真:Getty Images】

カブス右腕ラッキーの“ハッスルプレー”が話題に

 メジャーリーグでベテラン投手がキャリア初の盗塁を決めた後に牽制死となる珍事が起き、現地で話題となっている。

 この話題の主役となったのはカブスのジョン・ラッキー投手。38歳右腕は16日(日本時間17日)の本拠地レッズ戦で果敢に二盗を成功させながら、直後に牽制死となった。この一連のプレーは、地元紙「シカゴ・トリビューン」電子版が「ジョン・ラッキーが初の盗塁でキャリアのマイルストーンを集める」と特集するなど注目を浴びることになった。

 ベテラン右腕のハッスルプレーに本拠地が沸いたのは5-1でリードして迎えた4回だった。2死走者なしの場面で打席に立ったラッキーはセンターへヒットを放って出塁。次打者ゾブリストの打席で二盗を試みた。相手右腕ベイリーが2球目を投じようとする直前にスタート。気づいた捕手が立ち上がって合図を送り、すかさずベイリーは二塁へ送球したが、間一髪でセーフとなった。2002年にメジャーデビューしたラッキーにとってこれがキャリア初盗塁だった。この瞬間、カブスベンチをはじめ、本拠地のファンは大きな盛り上がりを見せた。

 しかし直後、沸き返った本拠地が静まり返るシーンが待っていた。ゾブリストがフルカウントから四球を選んだ場面で、三塁方向へ大きく飛び出したラッキーは捕手の二塁送球によりあっけなくアウトに。一時はセーフの判定だったが、チャレンジによるリプレイ検証の結果、アウトへと覆った。

マドン監督「牽制死するまではクールだった」

 試合後、「シカゴ・トリビューン」は「彼はMLBで初の盗塁を敢行し、全員の度肝を抜いた」とレポート。ラッキーが「ヒットを打った時、(一塁コーチのブランドン・)ハイドが言うんだ、『盗塁したいか?』って。僕は『へっ、まさか。疲れてるんだ』って答えた。でも初球の後、誰も僕を見てなくて、とてもイージーな状況だったから、そうしたまでさ」とコメントしたことを紹介した。

 一方、同紙は直後の牽制死に触れ、「喜びは儚いものだった」とし、本人が「2つの賭けをして、1つは上手くいったが、もう1つはだめだった」と振り返ったことを伝えている。カブスのマドン監督も記事の中で「二塁で牽制死するまではクールだったね」と語っている。

 ラッキーはこの日、6回を4安打1失点と力投したが、救援陣が同点に追いつかれ、白星を逃した。しかしカブスは9回裏に得点を挙げ、サヨナラ勝利を飾っている。(Full-Count編集部)

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