プロ野球今季観客動員 阪神が巨人を抜いて首位 1試合当たり1153人の大幅

プロ野球今季観客動員 阪神が巨人を抜いて首位 1試合当たり1153人の大幅

多くのファンが観戦し、熱狂する甲子園球場

現時点での観客動員、セは微増、パは微減

 セ・パ両リーグは全858試合のペナントレースのうち、8月23日までに666試合を消化した。今季の観客動員も、そろそろ動向がはっきりしてきた。

 今季の主催試合、1試合当たりの観客動員についてみていこう。以下が2017年と2016年の1試合当たりの観客動員とその増減。

阪神 42147人・40994人(+1153人)
巨人 41664人・41724人(-60人)
ソフトバンク 34660人・35112人(-452人)
広島 30494人・29963人(+531人)
日本ハム 29184人・29281人(-97人)
DeNA 27839人・26933人(+906人)
中日 27486人・28991人(-1505人)
ヤクルト 25784人・25063人(+721人)
楽天 25167人・22513人(+2654人)
西武 23310人・22791人(+519人)
オリックス 22624人・24923人(-2299人)
ロッテ 20004人・21207人(-1203人)

セ・リーグ 32382人・32282人(+100人)
パ・リーグ 25860人・25949人(-89人)

NPB 29170人・29115人(+55人)

 阪神が巨人を抜いて首位に立っている。1試合当たり1153人と大幅に増加。巨人は微減でソフトバンクは452人の減少、広島は531人の増加、日本ハムは微減。DeNAは906人増加し、-1505人と大幅減少の中日を抜いてセ・リーグ4位に。中日は2014年まで、巨人、阪神、ソフトバンクに次ぐ全体4位だったが、同7位にまで落ちた。

 ヤクルトは成績不振にもかかわらず721人増、今季好調の楽天は2654人増と12球団最多の増加。同じく好調の西武も519人の増加した。対照的にオリックスは-2299人と大幅に減少。最下位に沈むロッテも-1203人だった。セ・リーグ全体では微増、パ・リーグは微減。トータルで微増だった。

プロ野球観客動員は今季2500万人突破か

 今季の観客動員は、最終的にどうなるか。予想しよう。

 平均観客数×試合数で導き出せるが、143試合制の現在のNPBは、主催ゲームは、6球団ずつが72試合、71試合で分かれる。前年72試合だった巨人、広島、DeNA、オリックス、楽天、ロッテが今年は71試合、71試合だった阪神、ソフトバンク、日本ハム、中日、ヤクルト、西武が今年は72試合になる。この主催試合数の差が観客動員に微妙な影響を与える。

2017年(予測値)と2016年(最終結果)の観客動員、その増減

阪神 303.5万人・291.1万人(+12.4万人)
巨人 295.8万人・300.4万人(-4.6万人)
ソフトバンク 249.6万人・249.3万人(+0.3万人)
広島 216.5万人・215.7万人(+0.8万人)
日本ハム 210.1万人・207.9万人(+2.2万人)
中日 197.9万人・205.8万人(-7.9万人)
DeNA 197.7万人・193.9万人(+3.8万人)
ヤクルト 185.6万人・177.9万人(+7.7万人)
楽天 178.7万人・162.1万人(+16.6万人)
西武 167.8万人・161.8万人(+6万人)
オリックス 160.6万人・179.4万人(-18.8万人)
ロッテ 142.0万人・152.7万人(-10.7万人)

セ・リーグ 1397.0万人・1384.9万人(+12.1万人)
パ・リーグ 1108.9万人・1113.2万人(-4.3万人)

NPB 2505.8万人・2498.1万人(+7.7万人)

 上記の予想では阪神は2010年以来の300万人突破、反対に巨人は2012年以来の300万人割れ。阪神が巨人を抜いて観客動員でトップに立つのも2010年以来となる。中日は平均観客数ではDeNAに負けたが、主催試合数の差で辛うじて全体6位、セ4位の座を守りそうだ。しかし200万人の大台を割り込む可能性が大きい。ロッテは150万人割れの公算大。昨年、NPBははじめて全球団が150万人以上を動員したが、今季はこのまななら難しそうだ。また、セ・リーグは全体で12.1万人の増加、パは4.3万人の減少となる。

 トータルでは、NPBが実数で観客動員を発表してから初めて、2500万人を突破する可能性が出てきた。

 天候やペナントレースの展開次第では今後も変動する可能性はあるが、NPBの観客動員は今季も増加傾向にあると言えるだろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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