大乱闘はどちらが挑発? 壮絶殴り合いのカブレラ「くたばれと言われた」

大乱闘はどちらが挑発? 壮絶殴り合いのカブレラ「くたばれと言われた」

もみ合いの中、倒れ込むミゲル・カブレラ(中央下部)【写真:Getty Images】

計8人の退場者を出したタイガースVSヤンキース

 両軍合わせて8人の退場者を出した24日(日本時間25日)のタイガース-ヤンキース。6回の大乱闘を引き起こしたタイガースのカブレラとヤンキースのロマインの主張が“食い違い”を見せている。米紙「ニューヨーク・ポスト」電子版が乱闘の裏側をレポートしている。

 4回に勝ち越しソロを放ったヤンキースのサンチェスが5回の打席でタイガース先発フルマーに96マイル(約154キロ)の速球を当てられた際にすでに不穏な空気が漂っていた。

 迎えた6回、タイガース主砲のカブレラが打席に立つと、ヤンキース救援のケインリーがカブレラの背中の後ろを通るボールを投げ、球審はすぐさま報復の危険球と判断。ケインリーを警告なしに退場処分とすると、ジラルディ監督がベンチから飛び出して激怒。指揮官も退場処分となった。

 ここでヤンキースはチャップマンを投入。試合再開となるかと思われたが、本塁上でカブレラとヤンキース捕手ロマインが口論。激高したカブレラがロマインを突き飛ばすと、数発のパンチを繰り出した。これをかがんで避けたロマインは低い体勢からタックルし、倒れたカブレラを右の拳で何度もパンチ。この間に両軍ベンチから選手が次々と飛び出し、大乱闘となった。

 カブレラとロマインはこれで退場処分となると、7回にはヤンキース救援のベタンセスが、打席に立ったマキャンのヘルメットに死球を当て、ベタンセスとトンプソン・ベンチコーチが退場処分に。さらに8回にはタイガース救援グリーンが、ヤンキースのフレイザーに死球を当て、オースマス監督とともに退場。結局、計8人の退場者が出た。

「何も言っていない」、「くたばれと言われた」

「ニューヨーク・ポスト」は試合後、選手たちの証言を交えて乱闘の裏側を詳報。6回に最初に殴り合いとなった当事者の一人であるロマインは記事の中で「どうかしたのかと、彼(カブレラ)は聞いてきたんだ」と振り返り、「『君とは関係のないこと』と僕は言った。そして彼は僕を押してきたんだ。彼が対立を望んでいるように思えた。そして僕はできる限り自分を守ろうとした。彼には何も言っていないよ。彼には何も言う必要がなかったからね」とあくまでカブレラが挑発してきたと主張している。

 一方、カブレラは背後を通過した投球について「特に問題はなかった」としつつ、ロマインに対しては「落ち着け」となだめたと主張。その際、「指図するな」、「くたばれ」と言われ、口論へと発展したとしている。

「だから、ホームプレートに行った時、『何か問題があるのか』と言ったんだ。そしたら彼は『何だ?』と言ってきた。『落ち着かせようとしてるんだ。虚勢を張っているな』と言うと、彼はマスクを取った。争いを望んでいるかのようにね」

 カブレラは記事の中でそう振り返っている。どのようなやり取りがあったかは当事者しかわからないが、その後の壮絶な乱闘を見ると、お互い怒り心頭だったことだけは間違いない。結局、10-6でタイガースが勝利した一戦は今後に遺恨を残しそうだ。(Full-Count編集部)

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