どうなる本塁打王争い パは柳田、デスパ、レアード横一線、セはバレ有利か

どうなる本塁打王争い パは柳田、デスパ、レアード横一線、セはバレ有利か

ヤクルトのウラディミール・バレンティン【写真:荒川祐史】

今季の本塁打王は誰の手に?

 プロ野球も残り試合30試合前後となり、NPB各部門のタイトル争いも形勢が明らかになってきた。本塁打王争いも、候補者がしぼられつつある。

 現時点での本塁打王争いを数字で見ていこう。以下は20本以上の打者で率は本塁打率(打数÷本塁打数 小さい方が率が高い)。※は現在登録抹消中の選手。

【パ・リーグ】
1柳田悠岐(ソ)29本(率13.21、残28試合、8月5本)
1デスパイネ(ソ)29本(率13.24、残28試合、8月7本)
1レアード(日)29本(率13.52、残33試合、8月6本)
4ウィーラー(楽)26本(率16.12、残36試合、8月3本)
5T-岡田(オ)24本(率15.96、残33試合、8月5本)
5中村剛也(西)24本(率15.08、残30試合、8月1本)※
7ペゲーロ(楽)23本(率15.48、残36試合、8月2本)
8ロメロ(オ)22本(率13.45、残33試合、8月4本)
9秋山翔吾(西)21本(率21.29、残30試合、8月3本)
9松田宣浩(ソ)21本(率20.52、残28試合、8月6本)

 ソフトバンクの柳田悠岐、デスパイネ、日本ハムのレアードが29本で並んでいる。この3人は本塁打率も13台でほぼ互角、8月の本塁打数も5〜7本で大差ない。

 残り試合数はレアードが5試合多く、この点は有利だが、優勝争いに絡むソフトバンクと、ポストシーズン進出の可能性も厳しい日本ハムのモチベーションの差がどう影響するか。

セはゲレーロがトップもバレンティンが猛追

 残り試合数でいえば、ソフトバンクより8試合も多い楽天のウィーラー、ペゲーロにもチャンスはあると言えるが、ともに本塁打率で上位3人に及ばず。よほどのペースアップがないと難しいだろう。

 中村剛也は規定打席に達した6シーズンで全て本塁打王のタイトルを獲得していたが、8月17日に登録抹消。今回は厳しそうだ。

 29本で並ぶ3人のうち、本塁打王のタイトルを取ったのは、昨年のレアードだけ。そういう経験値の差も今後影響するかもしれない。

【セ・リーグ】
1ゲレーロ(中)31本(率12.68、残28試合、8月3本)
2バレンティン(ヤ)29本(率12.07、残28試合、8月9本)
3ロペス(De)26本(率17.46、残30試合、8月7本)
3鈴木誠也(広)26本(率16.81、残26試合、8月5本)※
3エルドレッド(広)26本(率12.23、残26試合、8月3本)
6筒香嘉智(De)21本(率18.62、残30試合、8月6本)
7丸佳浩(広)20本(率22.90、残26試合、8月3本)

 中日のゲレーロが31本でトップだが、8月は3本とペースダウン、これをヤクルトのバレンティンが猛追している。NPB記録の60本塁打を打ったこともあるバレンティンは経験値も高く、勢いの差でゲレーロを追い抜くのではないか。

 DeNAのロペスも8月に入って好調。ここ4試合で3本塁打と乗っているが、本塁打率は上位2人とは相当の開きがある。広島の鈴木誠也は現時点で日本人最多本塁打だが、8月23日の試合で骨折、今季は絶望的な状況となった。DeNAの筒香は最近復調気味だが10本差を追いつくのは厳しいだろう。セは2位につけているバレンティンが本命ではないか。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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