優勝M点灯も鷹の“圧倒的強さ”に陰り 募る危機感「このままならズルズル…」

優勝M点灯も鷹の“圧倒的強さ”に陰り 募る危機感「このままならズルズル…」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

首位独走ホークス、貯金「40」も打線に陰り、藤本コーチも危機感

 ついにマジックが灯った。首位を走るソフトバンクが1日の楽天戦(ヤフオクD)で2-0で競り勝ったことで、楽天の自力Vが消滅。残り23試合で、優勝へのマジックナンバー「16」が点灯した。

 優勝へ独走態勢を築いているソフトバンク。再び貯金を40とし、圧倒的な強さを見せつけているようだが、実際のところ、チーム状態はさほど良くはないと言える。何よりも、打線の元気がない。

 この日はわずか4安打。大谷翔平から勝利した8月31日の日本ハム戦(札幌D)はわずか3安打で、30日の同戦(旭川)は4安打だった。8連勝の大型連勝をスタートさせた8月15日のオリックス戦(ヤフオクD)から14試合で11勝3敗と白星を積み重ねているものの、2桁安打はわずか2試合しかない。

 1日の楽天戦後、藤本博史打撃コーチの表情は険しかった。この日は岸の前に13三振を喫し、その内6つが見逃し三振で「見逃し6個じゃなかなか点は取れない。(打線の)真ん中を打つ打者の見逃し三振と、下位を打つ打者の見逃し三振じゃワケが違う。チームのムードが悪くなる。打つ方はいいところがほとんどなかった。このままだったら、ズルズルいく」と危機感を募らせていた。

下降気味の打線、「がっつきが欲しい」

 藤本打撃コーチが厳しい視線を向けるのは、下位打線の面々、この日で言えば、3回に見逃し三振を食らった上林、甲斐、4回に見逃し三振した福田だった。

「柳田、デスパイネならばいいけれど、アイツらが見逃しているのは何や。下位打線は日替わりになっている。上林は3試合ぶりに出たけど、その出た時に何をするか。食らいついていくとか、綺麗な打撃をしようとしている意識が出ているんじゃないか。がっつきが欲しいよ」と、必死さを求めていた。

 4番に座る柳田はこの日3打席連続三振、7回に貴重な22号ソロを放った松田はそこまで6打席連続三振と主力どころも状態が下降気味。投手陣の奮闘で白星を積み重ねているものの、ポストシーズンも見据えると、野手陣の復調は必須といえるだろう。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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