ソフトB和田、投手戦で譲らず 則本の鬼気迫る投球に「1点取られたら終わり」

ソフトB和田、投手戦で譲らず 則本の鬼気迫る投球に「1点取られたら終わり」

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

降板後に劇的サヨナラ勝ち「勝ったことで本当に報われたと思う」

 3日の楽天戦に先発した和田毅が7回無失点の好投を見せた。勝敗こそつかなかったが、チームは9回に1点を奪い1-0でサヨナラ勝ち、左腕は「投げた試合でチームが勝ったことが一番うれしい」と笑顔を見せた。

 鷹の左腕エースが、復帰第2戦でも実力を見せつけた。7回103球を投げて無失点。楽天のエース・則本昂大と見事な投げ合いを展開した。

 則本の鬼気迫るピッチングを見て「1点取られたら終わりという気持ちにならざるを得なかった」という。「3、4回あたりでまた則本くんがギアを上げて三振を取り出して、これは(味方が)1点を取るのは至難の業だな、と思った」と、自身も気合を入れ直した。

 和田は自身の投球を「序盤は緩急を使えていなかった」と振り返る。途中、女房役の高谷裕亮から「緩急をつけていきましょう」と声をかけられ「そこからはうまく緩急を使って、ボクの球を最大限活かしてくれた」とリードに感謝した。さらに「千賀もナオ(東浜)もいいピッチングで勝っていたので、自分も負けられないという気持ちもあった」と、後輩たちの好投にも大いに刺激を受けた。

7回103球で降板「個人的にはもう1イニングいける感覚はあった」

 7回103球での交代については「個人的にはもう1イニングいける感覚はあった」としながらも、コーチやトレーナーからの「我慢して」という声を素直に受け入れた。「前回より球数は多いけど、張り具合も今日の方がいい。投げていくことで、投げるスタミナがつくということだと思う。次はもっといけると思う」と自信を見せる和田。工藤公康監督も試合後に「次回は制限なしで考えている」と語っており、千葉で本格的な復活投球が見られそうだ。

 惜しくも復帰後の連続勝利はならなかったが、9回のデスパイネのサヨナラ打が和田の気持ちを救ってくれた。「勝ったことで本当に報われたと思う。自分が投げた試合でチームが勝ったことが一番うれしい」と何よりもチームの勝利を喜んだ。

 試合後には地元テレビ局のスポーツ番組にコーナー出演し「去年はこれくらいの時期にチームを抜けたので、今年は日本一になるまでしっかり投げ抜きます」と力強く語っていた。(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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