ソフトB和田、悔しい4勝目 グラブ叩きつけようとして…「何とか堪えました」

ソフトB和田、悔しい4勝目 グラブ叩きつけようとして…「何とか堪えました」

ソフトバンク・和田毅【写真:藤浦一都】

7回まで4安打も8回満塁とされて降板「中継ぎの人にも本当に申し訳なかった」

 悔しさ、申し訳なさだけが胸に残った。優勝へのマジックが「5」に減った10日のロッテ戦(ZOZOマリン)。先発し、8回途中2失点で4勝目をあげたソフトバンクの和田毅投手に笑顔はなかった。

「あまり良くはなかった。粘ってという感じだった」というマウンドだったが、ロッテ打線を手玉に取った。5回1死で田村に左中間を破られる二塁打を許したものの、平沢、サントスを難なく打ち取った。7回まで4安打に封じ、スコアボードにゼロを並べていった。

 暗転したのは、8回だった。7回終了時点で88球。「最後までいけるという気持ちで投げてはいたんですけど、ダメでした」。先頭の田村に四球を与えると、平沢の遊撃内野安打、福浦の左前安打で無死満塁とされた。ここで降板。ベンチへ戻ると、悔しさを露わにした。代わったモイネロが荻野貴に中前へ2点適時打を打たれ、2失点となった。

「ああいう交代をして情けなかったですね。(グラブは)叩きつけてはいないですけど、叩きつけようとしましたけど、なんとか堪えました。あんな形で降りるのは申し訳ないし、情けないし。最低でも8回をしっかり投げ切りたかった。自分でもいけると思ってマウンドに上がっているので、それが出来なくて本当に悔しかった。中継ぎの人にも、たぶん急に(肩を)作ったと思うので、本当に申し訳なかった」

工藤監督も反省「次からはしっかり決断できるように」

 モイネロ、岩嵜、森、サファテと、結局、中継ぎ陣を4人起用せざるを得ない展開となったことに、責任を感じた。
 
 工藤公康監督も試合後には反省を口にしていた。「(和田は)力んでというより、自分の体の動きでしっかり投げていたように見えましたし、コントロール良く投げていたと見えました」と、この日の投球内容を評価。その上で、交代を決断した場面について「疲れも出てきてはいたんでしょうね。7回終わった時に話はして『まだ大丈夫』ということだった。そこで決断することが出来たら良かったんですけど、行きたい感じが満々に出てたので、ちょっと引き止めるのもというところもあって。本人も長いイニングを投げたいというところも、ひょっとしたらあったかもしれないので。ちょっと引き止められない、言えなかったので、次からはしっかり決断できるようにしたいと思います」と語った。

 それでも、左肘手術から復帰して、この日が3戦目。2点を失った8回までは20イニング連続無失点と、その投球内容は十分と言えるもの。優勝を目前にして、36歳のベテラン左腕の存在は、やはり頼もしい限りだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

関連記事(外部サイト)