鷹サファテ、前人未到50セーブ超え&3年連続タイトル奪取に男前すぎる言葉

鷹サファテ、前人未到50セーブ超え&3年連続タイトル奪取に男前すぎる言葉

ソフトバンクのデニス・サファテ【写真:藤浦一都】

54セーブの大記録樹立、ホークスのリーグVを支えたサファテ

 今後、破られることのない大記録かもしれない。ソフトバンクのデニス・サファテ投手が、3年連続でパ・リーグの最多セーブ投手に決まった。10日にパ・リーグの全日程が終了。2年ぶりにリーグ優勝を果たしたソフトバンクの「キング・オブ・クローザー」は今季、シーズン最多セーブ記録を更新し、前人未到の50セーブの大台に到達。最終的には、その数を54セーブまで積み重ねていった。

「本当に嬉しいですし、チームがそれだけ勝っている証だと思う。先発投手、中継ぎ投手、野手のみんなの力がなければ、自分のセーブはつかない。これは個人のタイトルというよりも、チーム全員で勝ち取ったタイトルだと思っているよ」と、3年連続のタイトル獲得を男前過ぎるコメントで喜んだ右腕。確かに、ソフトバンクは今季福岡移転後の最多を更新する94勝を挙げた。サファテの54セーブは、チームの力の証明でもある。パ・リーグ最下位のロッテが54勝、セ・リーグ最下位のヤクルトが45勝というのを見れば、サファテの54セーブがどれだけ凄いかがよく分かる。

 とにかく、サファテが今季積み上げた成績はエグいの一言。66試合に投げて、2勝2敗54セーブ3ホールド。防御率は5年連続1点台となる1.09だ。66イニングを投げて、被安打34、四死球11で、1イニングで出した走者の数を示すWHIPは驚異の0.67。規定投球回到達者で唯一、1を切る西武・菊池ですら0.91で、この数字がいかに頭抜けているかお分かりいただけるだろう。

 奪三振数は驚異の102を数えた。サファテにとってシーズン100奪三振越えは2015年に続き2度目。102奪三振はパ・リーグ13位の成績で、各球団のローテ投手の中に、1人リリーフで名前が入る。奪三振率は13.91。楽天・則本の10.76、西武・菊池の10.41も素晴らしい数字だが、サファテだけが頭1つ、2つ抜けている。

最も印象に残る試合は…「チームメートの力なしでは達成出来なかった」

 そのサファテが、今季最も印象深かった試合に挙げたのは、9月2日の楽天戦(ヤフオクD)。2005年の中日・岩瀬仁紀、2007年の阪神・藤川球児に並ぶプロ野球記録のシーズン46セーブ目をマークした試合だ。

 今季は、夫人が体調を崩していたこともあり、米国に家族を残し、離れ離れで暮らして来た。夫人の体調が回復し、来日していた家族の前で節目の一戦を迎え「家族も見ていましたし、娘たちとヒーローインタビューが出来た。それだけ長い間家族と一緒にいられなかったんだなと思いましたし、その試合が1番印象に残っています。尊敬する2人の投手、岩瀬さん、藤川さんの記録を抜けたというのは嬉しいですし、これもチームメートの力なしでは達成出来なかったと思うので、みんなに感謝しています」と振り返る。

 現在、歴代4位となる通算229セーブの右腕。歴代最多は岩瀬の404セーブで、高津臣吾の286セーブ、佐々木主浩の252セーブと続く。サファテはどこまでその記録を伸ばすのか。

「自分の年齢を考えると、岩瀬さんの記録(404セーブ)を抜くのは無理だと思う。あとは来年どれだけ頑張れるかかな。250セーブはもちろん達成したいと思っている。その先の300という数字を目指せたらいいかなとは思っているけど、今の時点で自分が何セーブしているかも覚えていないので、とにかく怪我なくやれればいい」

 3年連続40セーブ、4年連続30セーブ中の右腕だけに、このままいけば、来季中の佐々木超えは確実。2019年シーズンには高津を抜き、歴代2位の数字となる可能性も十分にありそうだ。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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