レンジャーズ指揮官の逆鱗に触れた、有原航平9.15アストロズ戦マウンドでの態度

レンジャーズ有原航平のマウンドでの態度に指摘 マリナーズ菊池雄星にも同様の傾向

記事まとめ

  • レンジャーズの有原航平は9月の登板後、ウッドワード監督から批判された
  • マウンド上での態度について「試合をノロノロしたペースにしてしまう」と指摘した
  • 早大時代からそのような傾向があり、態度が変わらない限りメジャーでは厳しいとも

レンジャーズ指揮官の逆鱗に触れた、有原航平9.15アストロズ戦マウンドでの態度

レンジャーズ指揮官の逆鱗に触れた、有原航平9.15アストロズ戦マウンドでの態度

有原は精神面が課題(C)ロイター/USA TODAY Sports

【MLBスカウトの“逆襲”】

 メジャーの監督はよほどのことがない限り、選手を批判しない。

 自分のチームの選手であればなおさら。投手が火だるまになろうと、野手が致命的なミスをしようと、基本的に選手をかばう。結果を出せなかった選手は、ただでさえ心に傷を負っている。そんな選手をなじることによって、さらに大きなダメージを与えてしまうと考えているからだ。

 そんなメジャーの指揮官から、あからさまに批判されたのがレンジャーズの有原航平(29)だ。

 9月15日のアストロズ戦に先発して4回と3分の0を8安打6失点。今季4敗目(2勝)を喫したが、ウッドワード監督の逆鱗に触れたのはアストロズ打線に打たれたこと自体ではない。問題はマウンド上での態度だった。ウッドワード監督は試合後、こんな趣旨のコメントを残している。

「彼(有原)は思うようなパフォーマンスが発揮できないと、試合をノロノロしたペースにしてしまうんだ。試合のリズムは維持しなければならない。それは今回が初めてではない。これまで何度かあったことだ」

 要するに、打たれるとマウンド上で落ち込んだり、考え込んだりすることによって、試合のリズムを極端に悪くしてしまう。これは守っている他の選手にもいい影響を与えないと言いたいのだ。

 有原はこの4日後の19日に40人枠を外され、21日にマイナー契約となって3Aラウンドロックに送られた。打たれたときのマウンド上での度重なるしぐさや態度は、ウッドワード監督にとって「よほどのこと」だったに違いないし、フロント幹部も腹に据えかねたということだ。

■このままでは来季もメジャーは苦しい

 来年はおそらく、招待選手としてメジャーのキャンプに参加することになるだろうが、マウンド上でのしぐさや態度が変わらない限り、メジャーでは厳しいのではないか。

 日本にいる情報提供者によれば、有原は日本ハム在籍時、いや、早大時代から思うような結果が出ないと、途端に投球リズムが悪くなる傾向があったという。打たれたことを引きずって、すぐに気持ちを切り替えられないのだ。

 マリナーズの菊池雄星(30)も、同様の傾向がある。良いときは手が付けられないのに、一度つまずくと、途端に腕が振れなくなる。

 球宴に選出されて、ようやくひと皮むけたと思ったら、シーズン後半に不甲斐ない投球が続いてローテーションから外れた今季が象徴している。

 有原にしても菊池にしても、原因は精神面、性格にある。メジャーはデータ全盛だが、選手の能力は数字だけで計れないと考える根拠だ。

(メジャーリーグ覆面スカウト)

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