巨人は痛い1敗…エース菅野離脱と“天敵”東の蘇生でWパンチ

巨人は痛い1敗…エース菅野離脱と“天敵”東の蘇生でWパンチ

4番の岡本は1安打3三振(C)日刊ゲンダイ

「巨人にとってこの日の試合は大事でした」

 OBで評論家の橋本清氏がこう言った。22日のDeNA戦。巨人打線は相手先発の東に六回途中1失点と好投を許したのだが、

「巨人は昨年、東に6戦5敗とコテンパンにやられました。左ヒジを痛めたその天敵を今季初登板となった6日の試合で3回8得点でノックアウトしており、2回目の対戦となったこの日も攻略できれば、東に苦手意識を植え付けることができたのですが……」

 というわけだ。

「東の投球の軸となるのは直球とスライダー、それに決め球のチェンジアップです。それに対してこの日の巨人打線は真っすぐを打つのか、スライダーを打つのか、打者の狙い球がはっきりしない印象で、ワンバウンドのボール球に手を出すシーンも散見された。チーム全体で攻略しようという意識が希薄に見えてしまったのが残念でした。東はこれで自信を取り戻したと思う。天敵を蘇生させてしまったとすれば、巨人にとっては痛い敗戦です」(橋本氏)

 試合後の原監督も「いずれにしろ、攻撃陣が1点ではね……」と言葉少なだった。

 広島に首位の座を明け渡した前日21日には、腰の違和感を訴えたエースの菅野が登録を抹消された。原監督は「そんな重症ではないと聞いています」と話したものの、最短の10日間での一軍復帰については、「神のみぞ知る、でしょうそこは」と言葉を濁した。

 気を取り直すように、「こういう時は当然ある。そこはみんなでカバーして」と話していた矢先、ここまで3勝1敗(防御率1・98)と好投していたドラ1新人の高橋がプロ最短の4回3失点でマウンドを降りた。菅野と並ぶ先発ローテーションの柱を担う山口も19日の中日戦で2試合連続KO。こちらは、評論家諸氏から投球フォーム矯正の必要性を指摘されている。

 中日に勝って9連勝とした首位・広島との差は1・5ゲームに開いた。エースの離脱でチームに漂い始めた暗雲ムードを払拭できなかったことを含め、確かに「痛い1敗」と言えそうだ。

関連記事(外部サイト)