日本では針のむしろ…巨人・山口俊に米球界“逃亡プラン”浮上

山口俊、泥酔暴行事件の発覚で、巨人を退団し米球界で再起を図るという選択肢を検討も

記事まとめ

  • 泥酔暴行事件が明らかになり、姿を隠している巨人の山口俊は自宅で謹慎しているよう
  • 山口俊の周辺は、巨人を退団して米球界で再起を図るという選択肢も考えているという
  • 「マスコミの厳しい視線から逃れることができるため、あり得る話」と球界関係者は言う

日本では針のむしろ…巨人・山口俊に米球界“逃亡プラン”浮上

日本では針のむしろ…巨人・山口俊に米球界“逃亡プラン”浮上

巨人で最初で最後のお立ち台か?(C)日刊ゲンダイ

 泥酔暴行事件が明らかになって以降、姿を隠している巨人の山口俊(30)。19日には出場選手登録を抹消され、ファームの施設にも姿を見せず、自宅で謹慎しているとみられる。

 都内の一等地に立つ自宅は静まり返っているが、事件後も何食わぬ顔で誕生日会を開いたり練習や募金活動に参加したりと、理解に苦しむ行動に非難が集中。登板日直前まで球団に報告せず、事実を隠蔽していた疑いもあり、身内からもかばう声は聞かれない。

 3年総額7億円の大枚をはたいて獲得したFA選手の前代未聞のスキャンダル。野球賭博をはじめとする不祥事が続く巨人内では「解雇もあり得る」との見方も出ているが、仮にクビを免れても今後、一軍の戦力になるかは大いに疑問だ。古巣のDeNA関係者がこう言った。

「もともとファンのヤジやSNS上で批判を浴びると、パフォーマンスに影響するタイプ。精神的に傷つきやすい性格です。その一方でプライドだけは高く、不振が続いた数年前にはコーチから『結果を出せ』と叱咤されるや、『黙れ』と逆ギレ。それでいてシーズン後には、涙ながらに『コーチのあの言葉があったおかげで』と語る。周囲は『美談にしているだけ』と苦笑いしていましたが、要するに情緒不安定なところがある」

■2013年にはポスティング移籍示唆

 そんな人間がこんな騒動を起こし、針のむしろとなった状態でまともに仕事ができるのか。そもそも巨人では右肩痛を理由にいきなり三軍スタート。6月になってようやく一軍マウンドに立ったものの、4試合に登板して1勝1敗、防御率6・43とボロボロだ。球界関係者がこう言う。

「山口俊の周辺は、巨人を退団して米球界で再起を図るという選択肢も考えているようです。山口はもともとメジャー志向が強く、22セーブを挙げた2012年のオフには『チャンスがあれば挑戦したい』と13年オフのポスティング移籍を示唆。当初は年俸を吊り上げるための作戦のひとつとされていたが、海を渡ればファンやマスコミの厳しい視線から逃れることはできる。あり得る話です」

 その米球界、メジャーにはグラウンドと刑務所を行ったり来たりしているのがゴロゴロいる。

 かつてのセーブ王で現在、ナショナルズ傘下のマイナーでプレーするフランシスコ・ロドリゲスは10年、内縁の妻の父親に暴力を振るって逮捕。レンジャーズのリリーフ投手で19日現在、2勝4敗10セーブのマット・ブッシュはレイズ時代の12年にひき逃げ事件を起こし収監された。ともに球団からペナルティーを科されながら、娑婆に出てからはマウンドで投げ続けている。

■巨人も願ったり

 酔っぱらって病院で大立ち回り、物を壊してケガをさせた揚げ句、その場から逃げるように立ち去った山口にしても、ビザさえ下りればメジャーでマウンドに上がる“資格”はありそうだ。

「メジャーではケミストリーという言葉をよく使います。チームワークとか人間関係といった意味で、ケミストリーを乱すような選手は対象から外しますけど、親族に犯罪者がいるとか、ケンカや暴力に関しては意外と寛容です。問題は何より実力でしょう」と、代理人関係者がこう言った。

「本人に米球界への移籍願望があるといわれた時期を前後して、山口の投球をチェックしたメジャースカウトがいたのは間違いありません。当時は球速もコントロールも変化球の質と精度もいまひとつだったようで、ひと皮むけることを期待されているといいます。彼にはフォークがありますからね。フォークのキレと制球を磨けば、獲得に乗り出す球団もあるかもしれません」

 これだけの騒ぎを起こしたのだ。仮にプロ野球界で復帰を果たしたところで、周囲からのヤジや雑音にさらされるのは確実。だったら、米球界で出直そうと考えても不思議ではない。巨人にしても願ったりかなったりじゃないか。

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