阪神・福留が意地の一発 金本監督の来季代打構想に必死の抵抗

阪神・福留が意地の一発 金本監督の来季代打構想に必死の抵抗

首脳陣へのアピールか(C)日刊ゲンダイ

 貧打に悩む阪神打線の中で存在感を発揮した。

 3番の福留孝介(40)が昨2日の広島戦、三回に一時同点となる2ランを放つなど、広島の優勝マジック点灯を阻止する働きを見せた。

 その福留は今オフ、間違いなく転機を迎える。年俸2億3000万円の1年契約が満了するからだ。

「この日は広島に一矢を報いたが、10ゲーム差をつけられる現状、今季のV逸は決定的です。金本監督はすでに、坂井オーナーから続投要請をされており、このまま続投すれば来季は就任3年目を迎える。自身が掲げた勝ちながら育てるという方針の中で勝負の年になる。来季41歳を迎える福留は決して、レギュラーの座は安泰とはいえないのが現状のようです」

 とは、さる阪神OB。

「金本監督は昨オフ、福留に一塁コンバートを打診した。右翼で勝負したいという福留の意思を尊重して立ち消えになったが、金本監督としては外野には高山、中谷、大山といった若手を使ってチームの若返りを図り、勝負をかけたいと考えている。今年は福留を休み休みの起用にしたり、本職の右翼ではなく左翼を守らせる機会が増えたりしているが、来季は福留を、空席が続いている代打の切り札として起用したいとの構想もあるようです」

 当の福留は全盛時のようなプレーはできないまでも、まだまだ第一線でやれると考えている。今季から鳥谷に代わって主将に就任し、選手にアドバイスをしたり、ときに首脳陣のやり方に対して意見をすることもあるそうだから、気力も衰えていない。代打屋稼業に甘んじるつもりはさらさらないだろう。

 ただ一方で今季は、開幕当初こそ打率3割以上をマークするなど好調を維持していたものの、6月は打率.152と急降下。現在、打率.250、10本塁打、42打点と昨年(打率.311、11本塁打、59打点)よりも成績を落としている。

「打率3割を打つとか、20本塁打以上打つなどすれば、金本監督とて福留を簡単にはスタメンから外せないでしょうが、低調な成績のままシーズンを終えるようなら、大幅減俸はおろか、若手切り替えの“根拠”を与えることになりかねません」(前出OB)

 福留にとってこの日の一発は、首脳陣に対する意地の一振りだったか。


関連記事(外部サイト)