統一球は夏に飛ぶ? 貧打巨人“謎の覚醒”で本塁打量産

貧打の巨人が本塁打を量産 「ボール(統一球)は暑くなると飛びだす気がする」と指摘

記事まとめ

  • 巨人は6試合連続3本塁打以上のプロ野球記録など、突如として当たりが出始めた
  • ヤクルトのバレンティンが後半戦に入って19試合で12発と量産態勢に入った
  • 「ボール(統一球)は暑くなると飛びだす気がする」と村田ヘッドコーチが話した事も

統一球は夏に飛ぶ? 貧打巨人“謎の覚醒”で本塁打量産

統一球は夏に飛ぶ? 貧打巨人“謎の覚醒”で本塁打量産

10勝目のマイコラス(左)と3打点の石川(C)日刊ゲンダイ

 巨人が変だ。5日に6試合連続3本塁打以上のプロ野球記録をマークするなど、あれだけ苦しんでいた貧打線に、突如として当たりが出始めたのだ。

 8日の阪神戦は伏兵の石川が逆方向の右翼席に本塁打するなど6―1で快勝。7月29日時点でリーグ最少だった本塁打数は、現在は79本となって同3位。昨年7、8月に首位広島を猛追するなど、暑くなるとコンディションを上げる選手が多く、チームとして夏に強いのは一つの要因だろう。ただ、これまで1試合で3本以上の本塁打は2度しかなかった巨人が突然、本塁打を量産し始めたのだから、他球団も驚くばかり。前カードで対戦した中日のある野手は、微妙な変化を指摘していた。

「うちの本塁打はゲレーロとビシエドの両助っ人が大半だから、違いが分かりにくいけど、最近になってやけにボールが飛びだした気がする。巨人の陽岱鋼が詰まりながら逆方向へ打った本塁打があったでしょ。いくら狭い東京ドームとはいえ、あれが入っちゃうのは飛ぶボール時代と一緒。橋本の今季1号もありましたね」

 他球団を見渡すと、ヤクルトのバレンティンが後半戦に入って19試合で12発と量産態勢に入っている。

■「暑くなると飛びだす気がする」

 その昔、村田ヘッドコーチがこう話していたことがある。

「根拠はないけど、このボール(統一球)は暑くなると飛びだす気がする。気温と何か関係があるのかもしれん」

 阿部がこの日2安打をマークし、2000本まであと「4」に迫ったことに「(阿部の2000安打は)あと2試合、そこ(東京ドーム)で達成して欲しいよね」と高橋由伸監督は活発な打線に上機嫌で話したものの、それでもチーム打率は貧打に泣いた昨季の・251に追いついたにすぎない。監督の契約は来季まで残っているが、他のコーチ陣に保証はない。

「ここから猛打でDeNAと阪神を蹴落とし、2位に浮上するくらいでないと、最低でも村田ヘッドコーチをはじめとした打撃部門のコーチ陣の総入れ替え、配置転換は避けられないところ。球宴期間中に投手コーチの配置換えが敢行されたが、Bクラスに沈む元凶の部分をテコ入れしないでいいはずはないですから」(球界関係者)

 1月のスタッフ会議で立てた今季の目標打率は「2割6分」。この日がちょうど100試合目だったが、“飛ぶボール”の力を借りて、残り43試合で打率を9厘アップさせることが、コーチ陣のノルマになりそうだ。

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