すでに後任候補も…楽天・平石監督の退任騒動とヤクルト小川監督辞任の「点と線」

すでに後任候補も…楽天・平石監督の退任騒動とヤクルト小川監督辞任の「点と線」

来季の監督人事は白紙、石井GMの本心は…(右上から、高津ヤクルト二軍監督、古田敦也氏)/(C)共同通信社

1年契約である平石洋介監督(39)の去就問題が浮上している楽天。チームは19日のロッテ戦に2―0で勝利し、3位に浮上。ロッテとのCS争いは熾烈を極めている。

 そんな状況を踏まえてこの日、報道陣に取材対応した石井一久GM(46)は、来季監督人事については白紙を強調。今季終了までには方向性を決めるとした。昨年の平石監督への正式な就任要請はシーズン終了間際の10月5日だった。今季の最終戦は現時点では9月26日。昨年に倣うと、来週中にも続投か交代かハッキリするだろう。

 球団周辺では「平石監督続投説」「監督交代説」が交錯しているのが現状だ。楽天OBが言う。

「石井GMは現役時代、ヤクルトの野村克也元監督の薫陶を受けている。データや戦略に基づいた緻密で大人の野球を目指す中、GM就任2年目を迎えるにあたり、1990年代に黄金時代を築いたヤクルトOBを一軍監督に迎えるプランも温めていると聞いています」

 石井GMは昨オフ、野村ヤクルト時代に同じ釜の飯を食った伊藤智仁一軍投手コーチや三木肇二軍監督、さらに野村氏の子息である野村克則二軍バッテリーコーチを招聘している。球界関係者がこう言う。

「今季のヤクルトの監督人事次第では、石井GMと現役時代から公私に親しい古巣の高津臣吾二軍監督(50)を一軍監督に招聘するとの臆測がヤクルト内で広がった。しかし、高津二軍監督は今季限りで退任する小川淳司監督の後任に内定。すでに来季の組閣も進められており、少なくとも楽天での高津監督誕生は消滅した」

■手腕を評価の三木二軍監督、三木谷氏と親交ある古田氏

 そんな中、スポーツ各紙は楽天の新監督候補に複数の名前を挙げている。その一人が三木二軍監督(42)。石井GMが昨年9月にGMに就任した際、新たな二軍監督候補として、真っ先に頭に浮かんだ人物といわれている。

「ここ2年、優勝争いを繰り広げるソフトバンク、西武に対抗するには、二軍の整備、生え抜き選手の育成が重要であり、さらに近い将来、三軍制を導入する上で、後藤二軍打撃コーチをはじめ、若い指導者の育成も大事。その点、三木二軍監督は日本ハム、ヤクルトでコーチを歴任。ヤクルトでは、一軍ヘッド格として2015年のリーグ優勝も経験している。日本ハムの西川、中島、ヤクルトの山田哲と3人も盗塁王に導くなど指導力にたけ、さらにコーチ陣とのコミュニケーション能力も優れている。今季の二軍は首位を快走、球団史上初のイースタン制覇に邁進しており、石井GMはその手腕を高く評価しています」(前出の楽天OB)

 さらに、元ヤクルト監督の古田敦也氏(54)も、楽天周辺で名前が聞こえてくる一人だ。

「テレビキャスター、解説者として人気、知名度が高い古田氏は、ヤクルト時代に石井GMと黄金バッテリーを組み、4度の日本一を経験。三木谷オーナーとは、元文部科学副大臣でIT政策に精通する鈴木寛氏を通じて親交もある。かねてヤクルト監督再登板を望んできた古田氏ですが、高津監督の就任が決定的となり、再登板の目はしばらくなくなった。もっとも、古田氏は石井GMよりも8歳年上で独自の野球理論がある。それとどう折り合いをつけるかが課題でしょう」(放送関係者)

 楽天はこの日、台湾の人気球団であるラミゴを買収、来季から台湾リーグに参入することを正式に発表した。日台で新風を吹かせるか。

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