日本一王手のソフトB 松田・内川は“非情采配”でも腐らず存在感発揮

日本一王手のソフトB 松田・内川は“非情采配”でも腐らず存在感発揮

増田をタッチアウトにした松田(C)日刊ゲンダイ

いよいよ日本一にリーチをかけた。

 ソフトバンクは昨22日も快勝し、日本シリーズ3連勝。DHが使えないセのホームゲームということもあり、右翼にグラシアル、左翼にデスパイネという超攻撃的布陣で巨人を打ち砕いた。

 ソフトバンクは昨季もリーグ2位から日本一を達成したように、短期決戦の強さは折り紙付きだが、ナインに気の緩みはない。ある球団スタッフは「ベテラン2人のおかげです」と、こう言う。

「工藤監督は楽天とのCSファーストステージで、松田(36)を2戦目からスタメン落ちさせた。西武とのファイナルステージでは、内川(37)に代打を送るなど、非情な采配を見せている。若手や中堅は、『あの2人ですら打てなきゃ代えられるのだから、俺らも……』と危機感を抱いている。ただし、工藤監督が厳しい采配に徹することができるのは内川と松田の性格が大きい。スタメン落ちや代打を出されたからといって、腐るタイプじゃないですから。むしろ、ベンチで率先して声を出している。だからこそ、選手はガチガチにならず、ほどよい緊張感で試合に臨んでいる。仮に2人が『あの人』のような性格だったら、工藤監督もここまで自由にタクトを振るえたかどうか……」

 あの人、とは球団OBの松中のことだ。2013年、開幕直後に右足を故障し登録抹消されるも、交流戦中に復帰。その後は代打出場が続き、交流戦優勝を決めた試合では一度、秋山監督(当時)に「今日は代打はない」と言われながら終盤に代打を告げられたことに激怒し、交流戦の優勝セレモニーをボイコットした。これを問題視した指揮官に「無期限の二軍調整」を課された一件である。ちなみにこの年は4位。現在のソフトバンクが強いのもうなずける。

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