ゴールデン・グラブ賞のココがおかしい! 名球会OBが一刀両断

ゴールデン・グラブ賞のココがおかしい! 名球会OBが一刀両断

誰だ、ソトに投票したのは(C)日刊ゲンダイ

「守備のうまさというより、成績さえ良ければ選ばれる気がするよね」

 31日に発表された「三井ゴールデン・グラブ賞」。名球会会員で現役時代にゴールデングラブ賞を3度受賞した山崎裕之氏が苦言を呈する。

「パの外野手部門1位の秋山は、今季の中盤あたりまで、打球を見失ったり、グラブが届いているのにジャッグルをしたりしていた。決して下手ではないが、ゴールデングラブに値するかというとねぇ……。一塁の内川も守備率100%というのは立派だが、守備範囲が広いとはいえない。しかも、一塁部門2位が山川ってのもおかしな話。トスはうまくないし、守備や走塁にほとんど興味がない選手と言わざるを得ない。よほど人材がいないのでしょう」

 以前から、優勝チームから多くの選手が選ばれる傾向はある。

「セ外野手部門で、平凡なフライを何度も落球するようなソト(DeNA)に1票入れるのは、とんちんかんにもほどがある。投票権がある記者のレベルも落ちている」(山崎氏)

 さらには、こんな指摘も。

「外野にホームランテラスが設置され、球場が狭くなって本塁打が増える一方で、三塁打は減っている(今年のソフトバンクと巨人の日本シリーズは本塁打11、三塁打0)。野球の一番の醍醐味は三塁打だと僕は思う。内外野の中継プレーと三塁ベースを巡るクロスプレー。守備と走塁のせめぎ合いにこそ華がある。こすったような打球が本塁打になる大ざっぱな野球が、ひいては球界全体の守備力低下を招いているといっていい」(山崎氏)

 速い球を投げ、遠くに飛ばす技術は上がっても、玄人をうならせる職人技が、減っているのは間違いない。

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