大谷や田中の右肘がボロボロに…ヤ軍ドクターが7月開幕案に警鐘

大谷や田中の右肘がボロボロに…ヤ軍ドクターが7月開幕案に警鐘

大谷(左)も田中も肘に不安を抱えている(C)共同通信社

大リーグの7月上旬開幕プランに、ヤンキースのチームドクターが警鐘を鳴らした。

 肘の靱帯を修復するトミー・ジョン手術の名医でもあるクリス・アーマド氏が米メディアで危惧するのは、開幕後にトミー・ジョン手術が急増する可能性についてだ。

 米大リーグ機構(MLB)は、11日に各球団オーナーと協議、開幕案をとりまとめ、12日に選手会に提案する。有力視される7月上旬開幕になると、通常6週間近い準備期間が3週間ほどに短縮される。投手は十分な調整をせずに開幕を迎えることになり、ただでさえ投げ始めの春先に多いトミー・ジョン手術がさらに増える危険性があるというのだ。

 投手の準備不足が不安視されている上、ヤンキースの田中(31)とエンゼルスの大谷(25)は、ともに右肘に爆弾を抱えている。

 田中はメジャー1年目の2014年7月に靱帯の部分断裂が発覚。トミー・ジョン手術をせずに保存療法を選択、肘に不安を抱えたまま現在に至っている。一度、切れた靱帯は手術で修復しない限り、元に戻らない。田中はつまり、靱帯が切れたままの状態で投げ続けていることになる。

 大谷もまた、メジャー1年目、2018年6月に右肘靱帯を損傷。その後は野手として出場を続け、その年のオフにトミー・ジョン手術を受けた。翌19年は野手に専念して投手としてのリハビリを続け、今年は投手として手術明けのシーズンになる。手術明けの投手は通常、投球回数を100〜150に制限される。肘に不安を抱えているからで、要するに“病み上がり”なのだ。

 田中はオフにFAで加入したコールと並ぶ先発の柱として期待されているし、二刀流の大谷も手薄な先発の一角を担う働きを求められている。ともに開幕からフルスロットルで投げなければならないわけで、アーマド氏の指摘する危険性はフツーの投手以上にあると言わざるを得ない。2人の右肘が壊れないか心配だ。

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