丸が引き金に? ハイペース巨人に“ケガ人クラスター”懸念をOBが指摘

丸が引き金に? ハイペース巨人に“ケガ人クラスター”懸念をOBが指摘

丸のケガは軽傷でも…(球団提供)

「巨人の練習の進み具合が12球団で一番早いんじゃないか。だってもう実戦練習をやっているんでしょ?」

 あるセ球団の関係者がこうつぶやいた。確かに、やっと今月8日から球団施設を使用した自主練習を再開した楽天などに比べれば、巨人は格段に早いかもしれない。

 巨人は緊急事態宣言が発令された4月から、ジャイアンツ球場での個人練習を継続している。11日からは本拠地・東京ドームも拠点に加え、ユニホームを着用して練習を行っている。すでに2勤1休から3勤1休にペースを上げ、16日には田口らの開幕ローテーション候補が、打席に立った打者を相手に投球練習を行った。いつ実戦に入ってもいいよう、着々と準備は整いつつある。

 そんな中、主力に故障者が発生した。丸佳浩(31)が右足親指を痛めたため、18日からリハビリ組に合流することになったのだ。数日前の練習で故障し、その後も違和感が消えないためだという。軽傷で開幕は間に合うと球団は強調するが、巨人OBで評論家の高橋善正氏は「今年は故障者が続出するシーズンになる可能性が高い。注意が必要です」とこう指摘する。

「開幕がのびのびになっていることで、選手のモチベーションの維持が難しく、頭では分かっていても、どうしても集中力が欠如すること。予想される過密日程による疲労蓄積などが挙げられます。これは全球団にいえる話で、巨人に限ったことではないものの、報道を見る限り、巨人はどこよりもハイペースで調整を進めている。すでに強度を上げた練習段階に入りつつあるわけで、故障の連鎖に気を配る必要があるといえます」

 早ければ6月19日開幕で120試合の消化を想定している今季、各球団が懸念しているのは、前例のないシーズンで、一体どれほどの故障者が出るのかということだ。たとえ丸のケガは軽傷でも、これが引き金になるかもしれないというOBの指摘は、もっともである。

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