ダルビッシュ、故障で暗転=前半に偉業も、後半失速―日本人大リーガー回顧2021

ダルビッシュ、故障で暗転=前半に偉業も、後半失速―日本人大リーガー回顧2021

ドジャース戦で力投するパドレスのダルビッシュ=今年6月、サンディエゴ(AFP時事)

 米大リーグのレギュラーシーズンが3日に終了した。今季は大谷翔平選手(エンゼルス)が「二刀流」の活躍を演じたが、その他の日本選手の奮闘ぶりを6回にわたり伝える。

 ◇6月に史上最速の1500奪三振

 カブスからパドレスに移籍した今季。エースの役割を期待されたダルビッシュ有投手は、前半戦最後の登板で負った股関節の故障をきっかけに、それまでの好調が暗転した。

 前半戦は7勝をマークし、2017年以来となる球宴にも選出された。ところが、後半戦は1勝しか挙げられず、防御率も6.16と苦しんだ。

 不調に陥った原因は、7月8日のナショナルズ戦で負った股関節のけが。負傷者リスト(IL)入り後、後半戦早々に復帰したが、股関節をかばうような投球フォームで投球の軸となるカットボールやスライダーを思うように制球できず「難しい試合が続いている」。もどかしい思いを口にした。

 8月中旬に腰、9月末には股関節を痛めてIL入りするなど不安は解消されず。チームがポストシーズン進出を争う中、7月初旬から9月頭にかけて自身7連敗も。「オールスターの後から期待に沿うことができなかった。始まりは良かったけど、悔しい終わり方をした」と振り返った。

 不本意な移籍1年目となったが、6月には史上最速でメジャー通算1500奪三振の偉業を達成。今季も199奪三振をマークするなど地力は見せた。来年には36歳を迎えるベテラン。「筋力が低下するとけがにつながる。けがをしてからトレーニングができなくてどんどん筋量も落ちていった。もう一回そこを戻す」。体をつくり直し、来季こそエースの役割を全うする。 (ロサンゼルス時事)

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