巨人が人気挽回策でおねだり王子斎藤佑トレード獲得へ(2)

 近年、水面下でその斎藤のトレード獲得を打診してきたセ球団がいくつかあった。日ハムは球団に持ち帰って検討こそしたものの、実現されなかった。
 「日ハムはBOS(ベースボール・オペレーション・システム)という、戦力・経営の計算式でチームを編成しています。それだと、大卒のドラ1投手がプロ6年でたったの14勝しか上げていなければ、他の投手だったらとっくにクビ。斎藤が先発登板する試合はお客がそれなりに集まるので、経営面で貢献していると評価されて出し渋ったんです。もう、先発で通用しないことは本人も自覚していると思いますが」(球界関係者)

 近年は中継ぎでの登板も多いが、そこでチームに貢献しているとは言えない。
 さらに、これまで貢献してきた人気面でも後塵を拝する状況だ。
 「このまま行けば、パ・リーグのMVPは大谷でしょう」(前出・ベテラン記者)

 その大谷は『打者』と『投手』の両方で観客増に貢献している。二刀流は、2人分のお客を呼べる選手となり、日ハムが「斎藤がいなくても、営業的には影響がない」と決断するのは時間の問題だ。
 「斎藤はチームで孤立している感もあります。言うことを聞くのはトレーナーだけ。キャンプではそのトレーナーとキャッチボールをし、休日も一緒に外食していました。肩痛から復活させてくれたトレーナーを大事にするあまり、自分の殻に閉じこもってしまった。斎藤は速いストレートと、持ち球の変化球すべてで一流の軌道を習得しようとしている。理想が高すぎるんです。二流投手であることを自覚し、チームに貢献して生き残るんだとの考え方に改めなければダメ」(同)

 こんな情報も交錯している。来年3月、第4回WBCが開催される。日本は王座奪回を目指すが、ひそかに進められているのが、次期代表監督の人選だ。
 「任期は第5回WBC大会まで。ただし、現時点では東京五輪を戦うチームの監督は切り離して人選を行います。最有力候補は前巨人監督の原辰徳氏です」(同)

 すでに原氏は代表チーム構想を語っているという。小久保裕紀代表監督は若手中心の選出を行った。この流れを継承するとともに、「各チームで伸び悩んでいる中堅選手も時には選び、飛躍のきっかけにしてやりたい」とのこと。原氏と栗山監督は親しい間柄だ。「伸び悩んでいる」と聞き、ピンと来るのが斎藤である。
 「山口鉄也、マシソンを中心とした巨人中継ぎ陣は登板過多で劣化しています。斎藤に目を付けた巨人の構想は間違いではない」(前出・担当記者)

 巨人で復活したとなれば、斎藤人気にも再び火が点く。「お客の呼べる選手」に飢えた巨人が動き出す?

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