斎藤佑樹の一軍復帰が4月26日の炎上で遠のき、日本ハム首脳陣から“最後通達”か

記事まとめ

  • 日本ハムは大谷翔平の抜けた穴が響き、苦戦が続いて一時期は10連敗を喫した
  • そのため、斎藤佑樹の一軍復帰も噂されたが、4月26日の炎上で遠のいたという
  • 栗山英樹監督は斎藤擁護の発言を見せているが、首脳陣は“最後通達”を出したらしい

首脳陣に見放された斎藤佑にいよいよ出される「戦力外通告」

 斎藤佑樹(27)の一軍復帰がまた遠のいた。そしてついに、日本ハム首脳陣からは“最後通達”がされたようである。
 「この先、自分がどんな投手になりたいのか、そのためにはどうすればいいのかを自分で考えろ、と。現状打破の方法を考えさせたわけですが、聞きようによっては『いつまでもチャンスがもらえると思うなよ』と、突き放されたようにも解釈できます」(球界関係者)

 斎藤は開幕ローテーションに選ばれ、4月6日に先発登板した。負け投手にはなったものの、6回途中3失点。この時は「落第点を付けるには、ちょっとかわいそうかな」という投球内容だったが、翌7日には二軍落ちが通達されている。
 その後、一軍復帰を賭けたテスト登板のチャンスを与えられたが(4月26日)、初回にいきなり7点を失う大炎上ぶり…。以後、斎藤の一軍復帰の可能性は全く聞かれなくなった。
 「この26日の登板で結果を出せば、5月3日のロッテ戦に先発させる予定でした。NHK地上波での中継も決まっていたのですが…」(スポーツ紙記者)

 テスト登板、TV中継…。こういった特別扱いは今に始まった話ではないが、今季の日本ハムは“昨季ゼロ勝の斎藤”でも駆り出さなければならない状況にある。5月6日時点で11勝19敗の5位。チーム防御率3.89、同打率も2割3分3厘。昨季日本一のチームとは思えない苦戦が続いている。
 「大谷翔平の抜けた穴が投打ともに響いています。先発陣は頭数が不足し、一時期は10連敗を喫しました」(同)

 栗山英樹監督といえば、「斎藤贔屓」の発言も少なくなかった。だが、前向きな言動は斎藤個人だけではなく、不振にあえいでいた時の中田翔や、他の選手にも向けられてきた。
 「26日の二軍戦で斎藤が炎上したときも、栗山監督は擁護しています。でも、ネット上では『なぜ、斎藤をかばうのか?』という批判的な声が圧倒的で、斎藤の体たらくが栗山批判に直結している感もあって、球団も気にかけています。近年、斎藤はトレード要員と見られてきましたが、獲得に興味を示したセ・リーグ球団の状況も変わりつつある。ここで復調しなければ、引き取り手も現れないでしょう」(前出・関係者)

 また、復帰が予定されていた5月3日の先発を務めたのが村田透だった。元巨人のドラフト1位だが、解雇の憂き目に遭い、'11年に渡米。メジャーの夢を追ってきた苦労人で、試合後のコメントが意味深だった。
 「5日前に先発を告げられた」と――。
 「村田は中継ぎ要員でスタートし、斎藤が二軍落ちした後、先発のチャンスをもらいました。今も先発と中継ぎの両方をやっています。5日前に5月3日の先発を伝えられたということは、4月26日の二軍戦の斎藤の状態を見てから、栗山監督が判断したんです。しかも、斎藤は同じ5月3日、巨人二軍戦に先発し、負け投手になっています」(同)

 翌々日の5月5日には、栗山監督は斎藤同様、二軍調整を続けていた浦野博司に先発マウンドを託した。右肩の故障で、斎藤と同じく昨季は0勝に終わったが、復活のチャンスを掴み、勝利投手にもなった。
 「浦野を勝たせてやりたいという思いが、チーム全体にありました」(前出・スポーツ紙記者)

 村田、浦野は数少ないチャンスをモノにした。斎藤も必死に努力したようだが、チームメイトからは「勝たせてやりたい」の声が聞こえてこないのだ。
 「今季、斎藤は打者の手元で動くボールでゴロアウトを量産する投手に変貌しようとしていました。でも、立ち上がりに失点する悪癖は変わっていません。守っている野手は、『またか…』と、シラケた気持ちになるのでしょう」(ベテラン記者)

 いずれ、大谷が戦列に復帰する。中継ぎもできる村田と復活を遂げた浦野が、苦労の末に掴んだ今の働き場所を失うとは考えづらい。斎藤は立ち上がりに失点する欠点を克服しない限り、一軍での先発はもちろん、中継ぎとしても使えないというわけだ。
 「球団は斎藤擁護の栗山監督発言が、ファンの監督批判になっている状況を懸念しています。今後、斎藤のチャンスはさらに激減すると思われます。斎藤獲得に熱心だと思われた巨人は出遅れていた戦力が戻りつつあります。投手陣が足らないのは、中日、DeNA、ヤクルト。斎藤が新天地を望むなら、日本ハムも応じやすい状況にあります」(前出・ベテラン記者)

 一方で、こんな声も…。
 「斎藤が動くボールでゴロアウトを量産するスタイルに変貌しただけ成長ですよ。速球とスライダーで相手を翻弄する甲子園時代の投球をやっと捨てられたんですから」(前出・関係者)
 エリート意識を捨て、ようやく自分の力量が分かったということか。

 栗山監督は選手を信頼することでチームを成長させてきた。部下がその信頼を裏切れば、悪影響は組織全体に及ぶ。斎藤がその覚悟を持てなければ、そのとき栗山監督自らが「クビ」を通達するだろう。

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