阪神の世代交代はグラウンドの外で進行中か

阪神の世代交代はグラウンドの外で進行中か

阪神の世代交代はグラウンドの外で進行中かの画像

阪神タイガースは金本知憲監督(48)の就任以降、“超変革”をスローガンに掲げ、チームの改革を進めてきた。


ただ目先の勝利を追うのではなく、数年先にチームが躍進するためのきっかけを作るため、多くの若手を抜擢していく。こうして進めてきた世代交代が、グラウンドのなかだけではなく、グラウンドの外でも起き始めているという。



「高山俊(23)のグッズ売り上げが1位になろうとしています。これまでは、不調や不振で多くの野次が飛ばされることはあっても、売り上げのトップは鳥谷敬(35)でした。鳥谷を中心にチームを編成してきた理由の一つには、グッズの売り上げが多少は影響していました」(ベテラン記者)


グッズの種類は鳥谷の方が多い。10年以上も阪神に在籍してきたのだから当然だが、今年は高山の背番号9のレプリカユニフォームが爆発的に売れているとのこと。レプリカユニフォームは1着7560円(税別)だ。種類は少なくとも売れているグッズの単価が高いので、売り上げ1位に迫る勢いなのだという。


チーム関係者の一人が「鳥谷が功労者であることに代わりはない」と前置きした上で、次のように続ける。


「今後、関西圏のテレビ、新聞などとは、高山をいち押しの選手として話を進めていきます。球団を代表する選手として認知されるのも時間の問題でしょう」


高山は今季の新人王を獲得する可能性も高い。ペナントレースも残りわずかとなったが、あと一度、猛打賞(1試合3安打以上)を記録すれば、新人でシーズン14度目にとなり、これは1958年の長嶋茂雄氏以来の快挙となる。そのため阪神は、13度目の猛打賞を記録した9月19日時点で記念グッズの緊急販売の検討に入っている。


一方で、鳥谷には秋季キャンプで競争が待っている。



「金本監督は秋季キャンプに鳥谷を帯同させるとしています。通常ならば、ベテラン選手はシーズンの疲労蓄積を考慮されて、秋季キャンプの参加が免除されるのですが、鳥谷は三塁手への転向が囁かれています。金本監督は鳥谷の次の遊撃手候補の北條史也とポジションを競わせる方針です。鳥谷はレギュラーポジションを失うかもしれない危機に直面しています」(前出・ベテラン記者)


しかし鳥谷は、スタメンを外されたいまも球場に一番乗りして黙々と練習を続けている。それを見て「自分はもっとやらなければ」と奮い立ったのが高山だったという。


ベテランが言葉ではなく“背中”で語り始めると、世代交代とその先にある引退がどうしても連想されてしまう。

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