侍ジャパン・稲葉篤紀新監督は清宮幸太郎を使うか否か

野球日本代表『侍ジャパン』の新監督に、同チームの打撃コーチだった稲葉篤紀氏が就任する。“稲葉ジャパン”に課せられた使命は東京五輪での金メダル獲得だが、その前に厳しい現実を突き付けられることになりそうだ。


「3年後の東京五輪まで、今春の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦った選手が一体何人残っているのかが不安視されています。北海道日本ハムファイターズの大谷翔平が強くメジャーリーグ行きを志望していますが、MLB所属の選手になってしまうと、東京五輪へは出場できなくなるはずです。今年の代表メンバーと3年後では、選手がガラリと入れ代わっている可能性も高いでしょう。今年11月の『アジア プロ野球チャンピオンシップ2017』が稲葉体制での最初の大会になる予定ですが、どんなチームになるのかに興味が集まっています」(球界関係者)


大谷だけではない。同じく日本ハムの中田翔、横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智、東北楽天ゴールデンイーグルスの則本昂大、読売ジャイアンツの菅野智之、広島東洋カープの菊地涼介など、MLB行きを志望しているという選手はもちろん、MLBのスカウトがWBCで興味を示した日本人選手も少なくない。


「稲葉新監督は代表チームで四番打者を経験していますが、その際には“繋ぐ四番”とも称されました。一発の脅威を持った大砲タイプを四番打者に置く重要さは分かっているはずです」(ベテラン記者)


そこで注目されているのが、清宮幸太郎(早稲田実業=3年)の存在だ。


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清宮も「東京五輪に出たい」

「東京五輪で追加種目に野球を採用させるためのピーアール活動はプロアマ合同で行われてきました。そのため、プロアマ混合チームでの参加になる可能性が高いのです。もし、清宮君が今秋のドラフト会議前にプロではなく、進学を選択するのであれば、アマチュア枠で東京五輪に出場する可能性は極めて高いと思います。プロからの出場選手次第では四番打者もあり得るでしょう」(前出・関係者)


清宮はこれまで、進路に関する発言を避けているが、「東京五輪に出たい」という意志は明言している。清宮もMLB志望が強いとされるだけに、東京五輪は絶好のアピールの場ともなるだろう。


「おととし8月に、清宮は侍ジャパンU-18野球W杯壮行試合(高校日本代表対大学日本代表)で、田中正義(現・福岡ソフトバンクホークス)の剛速球を弾き返しています。四番打者の資質を持った選手は少ないだけに、稲葉監督は試練の意味も含めて清宮を抜てきしそうです」(同・関係者)


侍ジャパンの使命を背負わされたのは、稲葉新監督ではなく、清宮のようだ。


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