風間球打「目標は沢村賞」 ソフトバンクから1位指名

風間球打「目標は沢村賞」 ソフトバンクから1位指名

ソフトバンクから1位指名され、喜びを語る明桜高校の風間球打=秋田市で2021年10月11日、和田大典撮影

 11日に東京都内で開かれたプロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議で、明桜高(秋田市)の風間球打(きゅうた)投手(18)がソフトバンクから1位指名を受けた。系列のノースアジア大(秋田市)で記者会見した風間投手は「今まで関わってきた秋田の人たちは皆、優しかった。支えてもらってここまで来られた」と語った。

 風間投手は授業を終え、ノースアジア大の講堂に用意された会見場に制服姿で現れた。会議のテレビ中継が始まると、輿石重弘監督とともに緊張した表情でモニターを見つめた。1位でソフトバンクから指名されると小さくうなずいてホッとした表情を見せ、プロでの目標を「沢村賞」と宣言した。

 ソフトバンクの印象を「一人一人のレベルが高い」と話し、千賀(せんが)滉大投手のように「大事な場面で堂々と投げられる」ようになりたいと語った。会見の途中には、母今日子さんからオンラインで「誕生日と1位、両方おめでとう」と祝福される場面もあった。

 風間投手は山梨県甲州市出身。市立奥野田小1年の時から奥野田スポーツ少年団で野球を始め、塩山中では笛吹ボーイズでプレーした。「他の人と同じことはしたくない性格」との自己分析の通り、高校は親元を遠く離れた明桜高を選んだ。

 秋田では、自身が中学3年だった2018年、金足農高が夏の甲子園で県勢103年ぶりとなる決勝に進出し、「金農旋風」と全国を沸かせた。風間投手にとっても、同校で当時エースだった吉田輝星投手(日本ハム)の存在は、今や「世代最速」の157キロをたたき出すモチベーションになった。

 風間投手も「自分は県外(出身)だが、自分のことを応援してくれる人がいたからすごくやる気になった」と、県内の野球ファンに感謝した。【森野俊】

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