横浜vs秀岳館が激突 1回戦屈指の好カード

横浜vs秀岳館が激突 1回戦屈指の好カード

秀岳館・田浦と横浜・増田

<全国高校野球選手権:組み合わせ抽選会>◇4日◇大阪フェスティバルホール

 1回戦屈指の好カードは第4日(10日)第2試合の横浜(神奈川)−秀岳館(熊本)の対戦だ。

 2年連続17度目の夏切符を手にした横浜は、松坂大輔投手(現ソフトバンク)を擁して以来、19年ぶりとなる全国制覇を狙う。

 神奈川大会では、チーム打率3割1分3厘、昨年樹立したチーム本塁打記録と並ぶ14本塁打をマークした。強力打線を中心はプロ注目の増田珠外野手(3年)だ。同大会新記録となる4試合連発、さらに5本塁打は08年の東海大相模・大田泰示(現日本ハム)に並ぶタイ記録となった。増田の打率6割もさることながら放った全15安打のうち本塁打が5発、本塁打確率が実に3割3分3厘の怪物打者だ。増田だけじゃない。長南有航外野手(2年)も3本塁打、万波中正外野手(2年)も1本塁打だが、波に乗せると怖い存在だ。

 一方の秀岳館は甲子園では3季連続4強の壁を破り、悲願の頂点をとりにいく。投手陣は川端、田浦の両左腕の継投で熊本大会を制した。田浦は最速148キロの速球に加えチェンジアップ、スライダーと変幻自在の投球を見せる。

 同大会では鍛治舎巧監督(66)が突発性不整脈のため約1週間入院し準決勝、決勝は不在となる大ピンチ。山口幸七部長が監督代行を務め、鍛治舎監督を甲子園に連れていく−。ナインの熱い思いで熊本大会決勝戦(対九州学院)の大接戦を制した。病室でテレビ観戦した指揮官も「泣きました」と感激。ヤマ場を乗り越えた監督とナインの絆を強めた秀岳館が、今年こそ深紅の大優勝旗を熊本に持ち帰るつもりだ。