米紙予想。WシリーズV最有力が上原率いるレッドソックスである5つの理由

米紙予想。WシリーズV最有力が上原率いるレッドソックスである5つの理由

ワールドシリーズ優勝を、上原の所属するレッドソックスと予想しているメディアもある。(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

 ダルビッシュのレンジャーズ、マエケンのドジャースと次から次へとプレーオフ進出チームが決定しているが、 米FOXスポーツは26日付の電子版紙面で、「レッドソックスがワールドシリーズで勝てる5つの理由」という記事を掲載した。

 今シーズンの最強チームとしては、9月に川崎をメジャー昇格させ、いち早く地区優勝を決めているカブスという見方が強いが、FOXスポーツは、終盤に来て勢いを増しているレッドソックスの強さを取り上げ、コラムニストが世界一の有力候補と見なす根拠を書き綴っている。そして、その根拠のひとつに、故障から復帰したセットアッパーの上原浩治の名前も挙げられていた。

 1、長打力で勝るレッドソックス

 FOXスポーツによると、レッドソックスのチーム打率は.285、出塁率は.350、1試合当たりの得点は5.52で、いずれも30球団中トップだという。記事は9番を打つジャッキー・ブラッドリーJr.でさえ、26本塁打を記録していると打撃力を強調。「ポストシーズンは得点がタイトな試合になるだろうが、ムーキー・ベッツ、ハンリー・ラミレス。デービッド・オルティス、ダスティン・ペドロイア、サンダー・ボガーツらが突然、不振に陥るとは考えにくい」という見立てを伝えた。

 2、期待されていなかったエース、リック・ポーセロの存在。
 
 2番目の理由に先発のポーセロの存在挙げた。昨年は9勝15敗だったポーセロが、今季は本拠地のフェンウェイパークでは13勝1敗、防御率2.88であること、その1敗は0−1で負けたゲームであるという数字を紹介した。

 3、エースと期待して契約したデービッド・プライス。
 
 シーズン中盤までエースとしては物足りない成績だったプライスが、8月12日からは7連勝し、(9月17日のヤンキース戦は勝敗付かず)、8月12日以降は防御率2.86でイニング当たりの三振数も増えていると、復調ぶりを取り上げた。 
ただ、FOXスポーツのコラムニストは、「プライスがポストシーズンで結果を出せていない」という情報もつけ加えた。ポストシーズンの通算防御率は5.12。昨シーズンもブルージェイズのエースとしてポストシーズンに進出も不調だった。それでも「その雪辱を果たすチャンスだ」と好意的な表現で結んだ。
   

 4、クローザーを含めた中継ぎ陣の向上。

 シーズン中盤まではどちらかと言えばチームの弱点であった中継ぎ陣が、9月に入って、突然にチームの強みに代わったと表現。最も大きな要因は、上原が故障から復帰したことだと分析した。記事は、上原復帰により、ブルペン陣のそれぞれの役割が明らかになったのが良いとも加えている。

 5、デービッド・オルティス

 今シーズン限りでの引退を表明している40歳のオルティスだが、打率.321、37本塁打、124打点とMVP級の活躍をしていることを紹介。
 さらに、コラムニストは「過去のワールドシリーズでも活躍してきた」とオルティスの勝負強さを振り返る。2004年のポストシーズンでは、サヨナラ本塁打でワールドシリーズ進出に大きく貢献、2013年はワールドシリーズMVPを獲得したことを取り上げた。ポストシーズンの通算成績、は打率.295、17本塁打、60打点。最後のポストシーズンでも勝負どころで力を発揮するのではないかとビッグ・パピに期待を込めて記事を結んだ。

 ア・リーグを勝ち上がるのは、上原、田沢のレッドソックスか、ダルビッシュのレンジャーズか。ワールドシリーズの対戦相手となるのは、前田のドジャースか、地区優勝一番乗りのカブスか、それとも別のチームか。日本人メジャーリーガーも参戦するポストシーズンの戦いに注目だ。