<CS速報>ソフトバンクが4−1の逆転勝利でファイナルS進出決定!

<CS速報>ソフトバンクが4−1の逆転勝利でファイナルS進出決定!

ソフトバンクは本拠地ヤフオクドームで連勝してファイナルS進出を決めた。

パ・リーグのクライマックスシリーズ、ファーストステージ第2戦が9日、福岡のヤフオクドームで行われ、ソフトバンクがロッテに4−1で逆転勝利、連勝でファイナルステージ進出を決めた。

 ソフトバンクが王手をかけて迎えたCS第2戦は、清田の2試合連続先頭打者アーチで始まった。バンデンハークの初球のど真ん中のストレートをとらえ快音を残した打球はホームランテラスへ。
 「ストレート一本に絞っていました。得意のテラスホームランです」。清田の声も弾む。
 さらに2番で起用された加藤が、右中間へ二塁打、角中も四球を選び無死一、二塁とバンデンハークの立ち上がりを攻め立てた。しかし、デスパイネは、詰まらされて6−4−3の併殺打。福浦も三振で追加点を奪うことができない。後から考えると悔やまれるロッテの詰めの甘さだった。

 1点を追うソフトバンクは4回に同点に追いつく。ここまで防御率タイトルホルダー、石川を攻めあぐんでいたが、一死から長谷川が四球で出塁、松田はカーブをひっかけて二死二塁となるが、「一塁・7番」でスタメン抜擢されていた明石が、逆方向におっつけるようにしてレフト前へタイムリー。今季、ヤフオクドームでは0勝2敗、防御率8.18と、ここを苦手にしていた石川から、ようやく1点をもぎとった。

 さらにソフトバンクは5回、先頭の高谷が高めの失投を見逃さず左中間に二塁打。続く中村がバントで送って一死三塁の勝ち越し機を演出した。続く本多がカーブを引っ張ってライトへ糸を引くようなタイムリー。一塁で右手でガッツポーズをすると、ベンチのナインも立ち上がって呼応した。
「緊張していましたが、うまく変化球に反応ができました」
 試合中に回ってきた本多のコメントに喜びがにじむ。

 2回以降立ち直ったバンデンハークは、6回に二死からデスパイネ、ナバーロを連続四死球で歩かせるが、
鈴木を一塁ゴロに押さえ、106球5安打1失点6奪三振で、7回からは岩嵜にバトンタッチ。1点を守る展開で岩嵜が7回を3人でピシャリ、8回もスアレスが3人で締めて、ストッパーのサファテへとつなぐ。
 
 追加点の欲しいソフトバンクは8回、ロッテ4番手の南から先頭の内川がセンター前ヒット、途中出場の福田がバントで送って一死二塁。ロッテは、松田を敬遠で歩かせ、一死一、二塁となったところで、工藤監督が打席に向かう明石へアドバイスを送る。明石は、ストレートの四球を選び満塁。ここでロッテベンチは、南から西野へ投手交代したが、今シリーズのキーマンとなっている今宮が、フォークを執念で拾いあげて、レフト前へ2点タイムリー。4−1と3点差にして勝負を決定づけた。

 9回はサファテが三者連続三振でリードを守り切ってゲームセット。連勝でファーストステージを突破したソフトバンクは札幌ドームに乗り込み12日から日ハムと日本シリーズ進出権をかけたファイナルステージを戦う(4勝先勝で日ハムに1勝のアドバンテージ)。
 

試合後、お立ち台に呼ばれたのは、同点タイムリーを放った明石と決勝タイムリーの本多の2人。

 まずは、明石が、4回の場面を「ランナーを返すだけ、後ろにつなぐだけという気持ちだった。粘っている間に感覚がよくなってきてヒットを打つことができた。石川もコース、コークに来て、変化球も良かった。でも自分に対する球というか、それを見極めることができて、あのタイムリーにつながった」と振り返った。

ーー明石さんがチームのムードを変えたのでは?
「そう言ってもらえると嬉しい。昨日の試合もいい雰囲気を作ってくれて、今日は僕が出たけれど、昨日の試合の延長で僕が良かっただけ。チームメイトに感謝したいです」

ーー次はファイナルステージ。
「キャンプ前からV3を目標にやってきたので、札幌でも全勝できるようにがんばりたいです」

 明石の次にインタビューを受けたのは本多。 
  
 本多は「その前の2打席がとんでもない凡退だたのでドキドキしていた。高め、高めと言い聞かせて、打席に入っていました。(塁上では)本当の笑顔が出ました。プレッシャーがある中、監督、コーチ、ファンの方々と、いろんなドキドキがあったと思いますが、2戦を勝ち抜けた。皆さんの応援が力強かった。ひとつの守備、ひとつの犠打、ピッチャーがひとつのアウトをとることの大切さ、僕の「タイムリーよりも、ひとつひとつのプレーが勝利につながったと思います。ファンの方々の後押しで一体感を感じました。札幌では、ビジターですが、必ず勝ち抜いてこここに帰ってきます」と雄弁に喜びを表現した。

 ファイナルステージへの進出を決めたことで続けて工藤監督のインタビューも場内で行われた。

 工藤監督は、「選手たちが、よくがんばってくれた。なにより多くのファンの方々に囲まれて、熱い思いを届けていただいた。本当にありがとうございました」と第一声。

 そして「昨日もホームランで先制されました。昨日と同じパターンだな、これは逆転できるなあと思っていました。この緊張する試合のなかで、おのおのが持ち味を出して、うちらしい一致団結、つなごうという気持ちが出た試合だったと思います」と続けた。

ーー継投も見事でした。
「いい調整をしてくれたおかげで思い通りに継投ができました」

ーーリーグ優勝を逃した後の切り替えは?
「3連覇は逃しましたが、選手は1年間、がんばってくれました。ここヤフオクで戦うかぎり、勝つんだ、負けないんだ、その強い気持ちは持つように、ホークスらしい、明るく、元気で、全員が熱男になって戦うことだけを考えていました。(その気持ちに)120パーセント、選手が答えてくれたと思います」

ーー柳田、今宮も復帰しました。
「柳田君、今宮君も、まだ万全じゃないんですが、しっかりと、うちのベストメンバーが揃ったことで相手にもプレッシャーはかかったと思います」

ーー次はファイナルステージで日ハムと戦います。
「本多君が言ったように、ぜひ勝って、日本シリーズに進みたいと思います。熱い思いを札幌まで届けてください、よろしくお願いします」

 工藤監督は、そう結んで、もう一度、帽子を脱いでファンに頭を下げた。