<CS速報>日ハムが大谷の二刀流で圧勝の完封リレースタート!

セ、パのクライマックスシリーズのファイナルステージが12日に開幕、日ハムは、札幌ドームで行われたソフトバンクとの第1戦に大谷翔平(22)を「投手・8番」のリアル二刀流で先発させた。大谷はソフトバンクを7回1安打無失点に抑える力投。打線も中田翔(27)の2ランなどで6点を奪う大量援護で応え6−0で圧勝した。アドバンテージの1勝を持つ日ハムは、2勝0敗でスタートを切ることになった。パの過去9年のCSデータを見ると初戦を取ったチームが100パーセントの確率でファイナルステージを制している。

 大谷ワールド全開だった。
 初球は157キロのストレート。中村をショートゴロに打ち取ると、本多の2球目には、早くも162キロが出て空振りを奪う。本多もショートゴロ。右手で拳を握りしめた。気迫満点。柳田を四球で歩かせたが、4番の内川をセカンドゴロ。不安な立ち上がりを無失点で切り抜けると、2回、3回と一人の走者も許さない。4回一死から内川にスライダーをレフト線に運ばれて二塁打。初めて得点圏に走者を背負うが、長谷川を一塁ゴロ、二死三塁となって、松田をセンターフライ。長いイニングを意識しているのか、序盤はフォークを意識的に封印しての配球が印象的だ。

 一方、ソフトバンクの先発、武田も、立ち上がりにトップの西川に三塁内野安打を許し、二塁へ送られたが後続を断ち、大谷に負けまいと、4回まで日ハム打線にゼロ行進を続けさせる。

 緊迫感あふれる投手戦にピリオドを打ったのは日ハムだった。

 5回、先頭の本塁打王、レアードがレフトフェンス直撃のヒットで出塁、大谷もセンター前に続き無死一、二塁。大野は、送りバント。だが、武田が処理にあせって“お手玉”。無死満塁の大きな先制機をつかんだ。ここで西川が前進守備の間を抜いてセンター前へタイムリーヒット。「なんのボールを打ったかも覚えていません」。緊張状態で打った一撃で、2者が生還、さらに無死一、二塁から中島が手堅くバントで走者を進め、近藤がショートの頭を超えるタイムリーで4−0とした。意気消沈する武田に4番の中田が、特大の2ランを左中間へ。「ボールがよく見えたし、しっかりと自分のスイングができた」。
 6点を刻むビッグイニングで勝負を決定づけた。


 大量得点をもらった大谷のピッチングにも余裕が生まれ、6、7回とパーフェクトピッチング。102球1安打6奪三振無失点でマウンドを降りた。

「大量点を取ってもらい気持ち的に楽になりました。中田さんの2ランも出て、リズムを作ってくださった野手の皆さんに感謝したいです」

 大谷の後を受けて、8回は谷元、9回は怪我から復帰のマーティンへとつないで、6−0の完封リレー勝利。日ハムは、レギュラーシーズン同様の持ち味を存分に発揮して先手を取った。