<速報>マエケン、優勝決定Sの初戦に抜擢も4回3失点でKO降板

<速報>マエケン、優勝決定Sの初戦に抜擢も4回3失点でKO降板

4回3失点でKOの前田(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

 ナ・リーグの優勝決定シリーズが開幕、ドジャースの前田健太(28)が敵地のリグレーフィールドで行われた第一戦に先発したが、シカゴ打線につかまって、わずか2回で3失点。今季19勝を挙げたナ・リーグ屈指の左腕レスターを向こうに回して痛すぎる失点で、またポストシーズンで結果を残すことができなかった。前田は結局、4回66球4安打3失点で降板。負け投手にはならなかったがチームは4−8で敗れた。第2戦には、中2日でエース、カーショーが先発するが、前田は次の先発機会で汚名返上ができるのだろうか。

 ポストシーズンの悪夢が再現した。

 初回。1番打者のファウラーにセンター前に弾かれ、続くブライアントには、外にコントロールしきれなかったスライダーを痛打された。打球はレフトのグラブをかすめてフェンスを直撃するタイムリー二塁打。 
 あっさりと1点を失うと、二回にも、まだ立ち直ることができない。

 また先頭のヘイワードに、まともに引っ張られてライト線に三塁打。続くバイエスのセーフティスクイズはファウルにさせたが、変化球をひろわれて、レフト、センター、ショートの間にある“魔のトライアングル”にタイムリーヒットを落とされてしまった。しかも二塁まで陥れられた。さらに一死から、ピッチャーのレスターを迎えたところで手痛いミスが出てしまう。

 暴投で走者を三塁へ進めると、レスターはスクイズの構えからバットを引いた。三塁走者のバイエスは、スクイズだと勘違いして飛び出した。これを見てルイーズは、三塁へボールを送ったが、バイエスは躊躇せずに本塁へ。三塁からボールは転送されたが、ホームは間に合わない。バッテリーミスで3失点目。

 マエケンにはポストシーズンのトラウマができていた。10日の地区シリーズのナショナルズ戦で3回4失点KO。「自分のピッチングができなかった。ポストシーズンは雰囲気が違った」。それでも、カーショーの中1日リリーフなどの活躍があって、優勝決定Sへ進出、再びリベンジのチャンスがめぐってきた。
「2回目なのでイメージはできた。カブスは勢いがあるが、勝ちたいという気持ちが強い。やり返したい」と、前日会見では、リベンジの気持ちを隠さなかった。

 二回には、本拠地の防御率1点台のレスターから二死一、二塁の反撃の場面を作り、打撃に定評のあるマエケンが、三遊間にヒットを放ったが、二塁走者のスタートが遅れて、本塁で憤死。同点タイムリーも幻に終わった。マエケンのこの試合にかける思いがバットにのりうつったかのようだったが、その気持ちもピッチングの方では空回りしたのか。随所でコントロールミスが目立ち、1−3のスコアで敗戦投手の責任を負ったまま4回を投げきったところで交代を告げられた。

 レスターを攻略できなかったドジャースだが、カブスが継投策に入ると8回に無死満塁のチャンスをつかんだ。だが、3、4、5番に回ってくる打順で、カブスは、クローザーの世界最速左腕、チャップマンを早くもマウンドへ送ってきた。シーガーは162キロのストレートに空振り三振。プイグも速さについていけずに166キロのストレートの前に三振に倒れ二死となったが、ゴンザレスがコンパクトにセンター返しを心掛けて2点タイムリー。土壇場で3−3の同点に追いつきマエケンの負けを消した。

 しかし、その裏、本拠地の大声援をバックにカブスが、一気に勝負を決める。ドジャースの4番手、ブラントンから、二死満塁の勝ち越し機を作ると、チャップマンに代えて送った代打・モンテーロがライトスタンドへ決勝のグランドスラム。さらに続くファウラーもライト超えへ連続本塁打して8−3と、大きなリードを奪った。カブスは、9回にロンドンが1点を失ったが、4勝先勝で終わる優勝決定シリーズで重要な初戦をモノにした。