早実・清宮 通算100号と歴代最多108号達成のXデーは?

早実・清宮 通算100号と歴代最多108号達成のXデーは?

清宮100号のXデーは?(写真:時事通信フォト)

“清宮旋風”は東京から遠く離れた沖縄でも変わらない──。高校通算100号まで「残り5本」として沖縄に乗り込んだ早稲田実業・清宮幸太郎(18)を待ち受けていたのは地元ファンからの熱烈な歓迎だった。

 早実が沖縄県高野連の招待を受け、5月27、28日の2日間で沖縄尚学、興南など強豪4校と練習試合を行なうにあたり、警備員やスタッフは県大会決勝並みの態勢が組まれたというから、その人気はすでにプロ級だ。

 熱狂的なファンともなれば、日本全国どこまででも清宮を追っかける。そんな彼らの目下の目標は「高校通算100号のメモリアルアーチを生で見る」ということだ。だが、早実は練習試合の情報は非公開にしている。そのため、うかうかしていると大事な試合を見逃してしまう。清宮の取材を続けるスポーツ紙記者が語る。

「基本、早実の練習試合は毎週水曜、土日に組まれる。清宮のファンは情報を入手するため、試合会場で保護者やOBに声をかけて日程を聞き出したり、週末は空振り覚悟で朝から早実のグラウンド(王貞治記念グラウンド)を訪れたりしています。早実野球部行きつけの中華料理店で情報を聞き出す猛者もいます」

 本誌・週刊ポストも徹底取材を敢行したところ、7月8日に開幕する夏の甲子園・西東京予選までの早実のスケジュールが判明した。

 まず今週末は愛知県での招待試合4試合が予定されている。6月3日は刈谷球場で中京大中京と桜丘、翌4日は小牧市民球場で至学館、享栄と対戦する。いずれも昨秋の愛知県大会でベスト4以上に残った強豪チームだ。

「注目は甲子園最多勝利数を誇る名門・中京大中京戦と、昨年秋の東海大会準決勝でその中京大中京をサヨナラで下し、春のセンバツに出場した至学館との2試合です。中京大中京には今秋のドラフト候補であるエース・香村篤史がいる。清宮は昨年の練習試合で抑え込まれましたから、成長を測る上でも重要な一戦になるでしょう。至学館には変則左腕・川口龍一がいる。左のプルヒッターである清宮が最も苦手にするタイプです」(同前)

 6月10、11日は早実の王貞治記念グラウンドに強豪3校を招く。10日は長野県の強豪・佐久長聖と対戦。翌11日には九州学院(熊本)と桐光学園(神奈川)とのダブルヘッダーが予定されている。

「佐久長聖のエース・塩澤太規は昨夏の甲子園開幕戦で2年生ながらマウンドに上がり、6回3分の2を無失点に抑えた度胸満点の好投手。清宮との対決が楽しみです」(同前)

 平日ながら6月14日には永遠のライバル・慶応との定期戦が行なわれる。その週末は香川遠征へ。17日は英明と坂出、翌18日は三本松、丸亀城西と対戦する。

「英明の本格派右碗・藤井拓海と“7色の変化球”を操るといわれる三本松の技巧派エース・佐藤圭悟をどう攻略するか。いずれも春の県大会では防御率1点台を記録した好投手です。とくに佐藤は3回戦で17奪三振と、三振の取れるピッチャーだけに、清宮も手こずるはず」(同前)

 好投手との対戦が続くが、それでも一刻も早い100号到達をファンは願っている。

「順調なら香川遠征辺りで100号は誕生するのではないでしょうか。出費はかさみますが、是が非でも観に行くつもりです。

 100号が達成されれば、神港学園(兵庫)の山本大貴(現JR西日本)が持っている歴代最高の107本も一気に抜きさるのでは」(在京の清宮ファン)

※週刊ポスト2017年6月9日号

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