阪急阪神HD株主総会 虎党多く毎年のように注目の珍問答発生

阪急阪神HD株主総会 虎党多く毎年のように注目の珍問答発生

「巨人カラー」に阪神株主から不満の声も

 なぜ阪神電鉄の車両がオレンジなんだ──。6月13日に開かれた阪急阪神ホールディングスの株主総会では、そんな質問が飛んで話題を呼んだ。株主に“問題視”されたのは梅田―姫路間を運行する8000系、9300系と呼ばれる車両。車体の上半分がオレンジ色だ。

「タイガースが傘下にあるのに、なぜ“巨人カラー”の電車なのかと質問した男性株主がいるんです。しかも『名前も言いたくない球団の色から変えることはできないでしょうか』という独特の言い回し。

 それに対して岡田信・阪神電鉄常務取締役が“社内で検討した結果、選定した色”“次期のリニューアル時は社内で色々と議論したい”と大真面目に回答。会場の笑いを誘っていました」(大手紙記者)

 実は、同社の総会ではタイガース絡みの質問が出るのが恒例だ。経済ジャーナリスト・福田俊之氏が解説する。

「株主に阪神ファンが多いこともあって、毎年のように珍問答が注目を集めます。特にチームの調子が悪いと経営陣が厳しく“追及”される。2015年には『和田(豊)監督を辞めさせて岡田(彰布)氏を再登用すべき』といった声があがりましたし、真弓(明信)監督のもと不振を極めていた2011年には『選手よりも監督を補強しろ』という“解任動議”が出て、会場から拍手喝采が起こったこともあります」

 同社広報部も、「毎年、株主の方から球団運営などについてご意見、ご要望をたくさんいただく。どんな質問か予想できないので、想定問答は一切ない。その場で経営陣が考えてお答えしている」と認めるところだ。

 ただ、今年は“ナニワの物言う株主たち”がおとなしかった。金本知憲監督への批判的意見は出ず。

「チームが広島と首位を争う好位置につけていることもあって、タイガース絡みの質問自体が例年より少なかった。実は巨人カラーの電車にしても、最近リニューアルされたわけではなく、2000年代前半に導入されている車両です。球団の調子がいいので、株主たちがツッコミを入れる“ネタ探し”に苦しんだ様子がうかがえます」(同社関係者)

 金本監督のチームの舵取りによって、親会社の株主総会にも「超変革」がもたらされたわけである。

※週刊ポスト2017年6月30日号

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