決戦を制したオリックスがソフトバンクから逆転V! 8年越しのリベンジに込められたチーム&ファンの思い

決戦を制したオリックスがソフトバンクから逆転V! 8年越しのリベンジに込められたチーム&ファンの思い

優勝会見をするオリックス中嶋聡監督

1ゲーム差で首位の福岡ソフトバンクを追っていた2位のオリックスが、2日に行われた東北楽天戦(楽天生命パーク宮城)で、楽天に勝利。それから約2分後、ソフトバンクがロッテ戦(千葉・ZOZOマリンスタジアム)に敗れたため、オリックスとソフトバンクが同率で並んだことから、規定により直接対決で今季ソフトバンクに勝ち越しているオリックスが2年連続のリーグ優勝を果たした。

 オリックスにとって、10.2とは今から8年前の2014年、福岡ヤフオクドーム(当時)で行われた福岡ソフトバンクとの10.2決戦が忘れない。この日最終試合だった1位の福岡ソフトバンクが勝てば優勝、敗れれば2試合残している2位のオリックスに優勝の可能性が残るという大一番。先制されたオリックスは同点に追いついたが、最後は福岡ソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めて、リーグ優勝を果たしている。オリックスは残り2試合を勝利したため、最終的にゲーム差はなかった。この時、涙した選手の中で今年もオリックスで一軍出場したのは、T-岡田、安達了一、比嘉幹貴、平野佳寿といったメンバーと、フロント陣である。

 この年は、BsGirlsの結成、ファンクラブ改革の他、「さらに、ひとつになろう!」というスローガンのもと、チームがまとまっていた。編成面(主にドラフト)を改革したのもこの頃で、優勝メンバーにはこの年以降に獲得した選手が中心となっている。『オリ姫』の原点である『カメラ女子』企画を始めたのもこの頃だ。2014年シーズンはとにかく本拠地で勝ちまくったこともあり、Bクラスの常連だったオリックスからは「行けるんじゃないか」というムードが溢れていたという。しかし最後、福岡ソフトバンクに敗れたことで、現実を叩きつけられてしまう。

 オリックスは昨年リーグ優勝を果たすまで、その間、Aクラスすら入れていない。2014年のドラフトで入団した選手からは「僕たちはクライマックスシリーズすら経験していないので、まずはクライマックスシリーズに出たいです」という声も聞かれた。あの日、選手とともに悔し涙を流したファンの中からも「昨年リーグ優勝したのは嬉しかった」としつつ、「でもホークスに勝って優勝したかった」という声は少なくなかった。

 今回は直接対決ではなかったが、あれから8年が経ち、オリックスが成し遂げた運命の10.2で福岡ソフトバンクとの優勝争いを繰り広げた末のリベンジは、実にドラマチックである。

(どら増田)

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