元阪神・川藤氏の大胆提案に「大山以外機能してないから無意味」反発の声 首脳陣の戦略に注文も批判を浴びるワケは

元阪神・川藤氏の大胆提案に「大山以外機能してないから無意味」反発の声 首脳陣の戦略に注文も批判を浴びるワケは

川藤幸三氏

 野球解説者の川藤幸三氏(元阪神)が、20日放送の『朝生ワイド す・またん!』(読売テレビ)に生出演。番組内での発言がネット上の阪神ファンの間で物議を醸している。

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 番組では阪神が前日19日のヤクルト戦で「11-0」と勝利した話題が取り上げられる。同戦はプロ4年目・25歳の島田海吏が「5打数4安打・3打点」、同3年目・27歳の木浪聖也が「4打数3安打・2打点」と若手の短距離打者たちの活躍が目立った。

 ただ、川藤氏は「こういう選手たちが出てくるのはうれしい」と両名の活躍を評価しつつも、「だけど今年1年間、どんな勝負の仕方をしてきたんだということをもう1回考えてもらいたい」と首脳陣に注文。その直後、番組スタジオ内のモニターには「スタートダッシュ決めた開幕時のオーダーで戦え!」という川藤氏の主張とともに、今季の阪神の開幕オーダーが映し出された。

 今季の開幕3連戦(3月26〜28日/ヤクルト戦)で中軸にマルテ、大山悠輔、サンズ、佐藤輝明と長距離砲を並べたオーダーを組んだ阪神は、マルテ、佐藤が1本、サンズが3本のホームランを放つなど中軸が機能し3連勝。この4名はその後前半戦終了までに計63本塁打と、前半戦のチーム本塁打数(82本)の7割以上を稼ぎ首位ターンに大きく貢献した。ただ、19日の試合ではこの4名の中で中軸に座ったのはマルテだけで、他の3名は全員スタメン外となっている。

 川藤氏は「佐藤が入ってきてホームランの効果(が上がった)。これでどんどんどんどん、球場の雰囲気から何から全部変わっていった」と、前半戦は開幕から中軸が本塁打を量産したことでチームが勢いづいていたとコメント。続けて、「こういう雰囲気を持った選手を使わなかったらいつまでたっても(ダメ)。昨日の1、2、3番の小兵(が目立つような)、そういう野球では1年間戦えない」と、中軸を軽視しているようでは残り試合も苦しくなるのではと指摘した。

 阪神は仮に残り5試合を全勝しても、ヤクルトが残り7試合で「4勝3敗」以上ならV逸という状況に追い込まれているが、「そういう時になってあんまり(打順が)ガタガタするのは(良くない)」という川藤氏。「まだクライマックスシリーズも残っとる。だったら余計のことドシっとした、阪神タイガースはこう戦うんだというものを見せてもらいたい」と首脳陣に原点回帰を求めていた。

 川藤氏の発言を受け、ネット上には「確かにヤクルトを3タテした開幕に立ち返るのはアリかも」、「残り全勝するにはそれなりの勢いが必要だし、ポンポンホームラン出てた開幕時のオーダーに戻すのは悪くなさそう」と同調の声が寄せられている。

 一方、「何を言ってるのか分からない、不振の中軸に固執なんて今やったら絶対逆効果だぞ」、「開幕時の中軸は大山以外機能してないからオーダー戻すのは無意味だと思うんだけど」、「開幕時とは全く状況が違うのにオーダー戻せって…最近の試合見てから言えよ」と否定的なコメントも複数挙がった。

 「開幕から前半戦終了までは63本のホームランを量産しチームを牽引した中軸4名ですが、後半戦は19日終了時点で計23本と一転して低迷しています。また、10月に入ってからはサンズが不振で2日に二軍降格となり、マルテは『.236・3本・8打点』、佐藤も『.125・0本・1打点』と今ひとつ。大山は『.341・4本・8打点』と気を吐いていますが、12日・巨人戦前に発症した背中の張りの影響で、同日から19日までの6試合中4試合でスタメン外と出場がままなっていません。こうした状況の中、残り試合を開幕時のオーダーで戦うのは悪手でしかないと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター)

 ヤクルトにプレッシャーをかけるためにも、残り試合は一戦必勝が求められている阪神。川藤氏は開幕時オーダーで行くべきと主張しているが、首脳陣は果たしてどのようなオーダーを組むのだろうか。

文 / 柴田雅人

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