乱闘劇を誘発した元ロッテ・里崎智也の闘争心 その怒りは乱闘後にも?

 3日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に元プロ野球選手の里崎智也が出演。現役時代に自身が体験した乱闘劇についてスタジオで語った。

 今回焦点が当てられたのは、2007年7月17日に行われたロッテ対オリックスの一戦。ロッテの捕手としてこの試合に出場していた里崎だが、オリックスの4番タフィ・ローズと内角高めの投球を巡り口論になる。その後、ローズが詰め寄ってきた里崎を両手で突き飛ばしたのをきっかけに、両軍入り乱れての乱闘が展開されることになってしまった。

 番組内では当時の映像も紹介されたが、確認する限りでは打者の怒りを買うような危険な投球には見えない。こうなると先に文句を言ってきたローズ側に非があるのかと思いきや、実は里崎もマスク越しに「全然危なくないやろ」、「何や文句あるんか?」とローズを煽るような言葉を口にしていたのだという。

 通算で退場14回(今回の試合は11回目)を記録するなど、気性の荒い打者であったローズ。この“危険人物”に対する里崎の言動に、番組MCの浜田雅功は「あんなヤツ相手に言うたらアカン…」とその“無謀さ”を指摘した。しかし、その後も「当たってないのにゴチャゴチャ言い過ぎなんですよ」、「ああやってなると余計いきますよ僕は。何なら当てますよね」といった里崎の“毒舌”は続き、スタジオは大きな笑いに包まれていた。

 乱闘の部分だけ見ると、その闘争心が仇となった形に見えるこの試合の里崎。ただ、番組内では触れられなかったが、実はこの後、里崎はレフトスタンドに一時は勝ち越しとなるソロホームランを叩きこんでいる(試合は延長12回引き分け)。乱闘の引き金となった里崎の闘争心は、怒りの一発を生む原動力ともなっているのだ。

 ロッテの正捕手として、ベストナイン・ゴールデングラブをそれぞれ2回獲得し、2006年のWBCでは世界一にも輝いた経験も持つ里崎。こうした活躍ができたのも、その類まれなる闘争心によるものであったのかもしれない。

文 / 柴田雅人

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