【DeNA】ターニングポイントになるはずが…首位カープに厳しい負け越し!

【DeNA】ターニングポイントになるはずが…首位カープに厳しい負け越し!

ラミレス

☆真夏のカープ3連戦

 セ界を独走している広島カープを、本拠地横浜スタジアムに迎えての3連戦。去年のCS(クライマックス・シリーズ)ファイナルステージで勝利した自信からか、ここまでの対戦では6勝8敗1引き分けと、王者相手にほぼ互角と言っていい成績を残している。去年の8月のカープ戦といえば、球界史上初の「3連戦3連続サヨナラ勝ち」で、その後日本シリーズまで駆け抜ける勢いを付けるターニングポイントとなったカード。その再現とは言わないまでも、最低でも勝ち越して勢いに乗りたいところだった。

☆デジャヴュなのか!?

 金曜日の初戦、ルーキー東が先発。今年一番信頼のおけるスターターでなんとか頭を取りたいゲーム。東はヒット8本を浴びるも11奪三振を奪う力投。7回を4失点とクオリティースタートは逃したが、及第点ピッチングだった。打線は先発野村に7回まで1得点に抑えられていたが、8回に三連打で無死満塁として野村を引きずり降ろすと、代わった一岡から筒香が初球をライトスタンドへ、弾丸ライナーのグランドスラム逆転弾。続く宮崎もレフトスタンド中段へ放り込むと、なんとネフタリ・ソトまでもがレフトへホームラン。まさかの3連発で7-5と快勝し、「ターニングポイントになるゲーム」とラミレス監督も発言。昨年の真夏の世の夢再現に、横浜は燃えた。

☆ミラクルならず…

 土曜日は2年目の浜口が先発。前回の登板では、ベースカバーを怠るなど不本意なピッチングでKOされ、ベンチで涙を流しているような姿を見せた。この日はその失態を取り返すべく、気持ちの入ったピッチングを披露。初回から飛ばし、強力カープ打線から三振の山を築いていく。4回に2点を失うものの、6回まで投げ切り失点はそれだけ。9奪三振を奪う力投でクオリティースタートを記録し、上々の投球を見せた。打線は2回、先発大瀬良から筒香のライトフライを鈴木誠也が見失いラッキーなツーベースで塁に出ると、内野ゴロ二つで先取点を奪う。続く3回にはワンアウト満塁のチャンスで筒香を迎え、連夜のグランドスラムを期待されたが、結果は最悪のダブルプレー。結局大瀬良を打ち崩せず、1-4で敗戦。いい勝ち方をした次の日が大事とコメントした筒香が、結果的に勢いを消してしまったのは皮肉だった。

 日曜日は前回勝利をあげ、今季初の連勝を狙う今永が先発。しかし、この日は初回の初球を西川にツーベースを打たれ出鼻をくじかれ、丸のツーランなどで初回から4点を献上。4回にも連続フォアボールから、3連続タイムリーを打たれ、全くリズムに乗れないままノックアウト。3回⅓イニングを7失点の背信投球を見せてしまった。打線は8回、ルーキーキャッチャー山本祐大のプロ初打席初ホームランから活気付く。最終回は2点差まで迫ると、ツーアウト満塁でソトを迎え一打サヨナラの場面を作り、ハマスタのボルテージは最高潮に。しかし、結果はショートゴロでゲームセット。7-9で悔しい敗戦を喫した。

☆CSに黄色信号

 この3連戦は見せ場は作るものの、残念ながら負け越してしまった。借金は12まで膨れ上がり、順位は5位。4位のタイガースまでゲーム差は4、3位のジャイアンツまではゲーム差5。CS進出に黄色信号が灯ったどころか、振り向けば最下位ドラゴンズに0.5ゲームに迫られている。ラミレス政権で一番のピンチを迎えたベイスターズ。火曜日からはジャイアンツを迎えての3連戦。日曜日最終回の「諦めない姿勢」を、結果に繋げる戦いを期待したい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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