時の流れは早く…4選手の引退によりその数を減らした前身球団の“生き残り”

 村田修一(栃木/独立リーグ)、後藤武敏(DeNA)、加賀繁(DeNA)、杉内俊哉(巨人)といった実力者たちが、相次いで現役引退を決断した先週の野球界。各メディアによる一連の報道は、多くのファンに一抹の寂しさを感じさせていることだろう。

 また、こうした報道の中では、村田、後藤、杉内の3名が「松坂世代」であることも盛んに取り上げられている。世代の筆頭である松坂大輔(中日)をはじめ、数多のスター選手を輩出している黄金世代。彼らがその一翼を担っていたということは、以前からご存知の方も多いかもしれない。

ただ、ほとんど取り上げられてはいないが、実はこの3名と残る加賀の間にも、ある1つの共通点が存在する。それは、過去に存在した球団に在籍した経験があるということだ。

 2001年のドラフトで3位指名を受けた杉内は、ソフトバンクの前身である「福岡ダイエーホークス」に入団。翌年の2002年から、オフにチーム名が変更となった2004年までプレーし、2003年には「10勝8敗・防御率3.38」の成績でチーム最後の日本一に貢献している。

 村田、加賀の両名は、過去にDeNAの前身である「横浜ベイスターズ」に所属。村田は2002年のドラフト自由獲得枠で、そして加賀は2009年のドラフト2位で、それぞれチームへの入団を果たしている。ちなみに、村田はチーム名変更前年の2011年オフにFAで巨人に移籍したため、後継のDeNAでのプレー経験はない。

 横浜高校の一員として、松坂と共に1998年の甲子園で春夏連覇の偉業を成し遂げた後藤は、2002年のドラフト自由獲得枠で「西武ライオンズ」に入団。2008年にチーム名が「埼玉西武ライオンズ」と変更されるまで、5シーズンに渡り在籍した。なお、2006年に関しては、中村剛也の台頭もあり一軍出場は一度も無かった。

 在籍経験のある選手たちがユニフォームを脱ぎ、年々“生き残り”が少なくなってきている当該3球団。時の流れは早いものだが、残る選手たちには1日でも長く現役生活を送ってもらいたいところだ。

文 / 柴田雅人

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