オリックス、オープン戦5位で終了も西村監督「積極的にやってくれたのは評価したい」

オリックス、オープン戦5位で終了も西村監督「積極的にやってくれたのは評価したい」

西村徳文監督

プロ野球オープン戦
オリックス 4-8 阪神
▽24日 京セラドーム大阪 観衆 20,928人

 プロ野球オープン戦が24日最終日を迎え、オリックスは阪神に敗れたため、17試合9勝6敗2分けの5位で終了し、29日から札幌ドームで開幕する日本ハム3連戦からペナントレースの幕を切る。

 22日から行われていた阪神とのオープン戦は、既にオリックスが2連勝し勝ち越しを決めていたが、広島がソフトバンクに負けてオリックスがこの日も勝てば、オープン戦優勝の文字もチラついていた。そこを阻んだのが、昨年までオリックスに在籍し、FAで阪神に移籍した西勇輝だ。阪神先発の西は、古巣オリックス打線を相手に、6回、89球、被安打5、4奪三振、無失点の好投。これには西村徳文監督も「最後の試合で0に抑えられて悔しい。交流戦で当たるかわからないけどね」と悔しさを露わにしていた。

 オリックスは31日の開幕3戦目に先発が決まっている高卒3年目の榊原翼が先発。初回はパワーピッチングで糸井嘉男を空振り三振に斬って取るなど、持ち味を発揮していたが、2回、先頭打者で阪神4番の大山悠輔にソロホームランを浴びると、自身のミスなども重なり、あれよあれよと7失点。3回からは「気持ちを切り替えた」という榊原は、その後4回まで2イニングを無失点に抑えると降板。「初回の立ち上がりは良かったですが、2回は焦ってアウトを欲しがってしまい、投げ急いでしまいました。先発投手としてゲームを作ることが出来ず、申し訳ない気持ちです。最後のイニングのように、最初から落ち着いて投球出来るようにしていきたいと思います」とコメント。西村監督は「初回は良かったのに、大山にホームランを打たれてから気持ちに余裕がなくなっていた。本来の立ち向かっていく気持ち、前回(の登板)が良かっただけに、自分で切り替えてコントロールしていかないと」と苦言を呈したが、監督がコメントしているように、榊原は前回17日の広島戦が7回被安打1、無失点と好投を見せているだけに、首脳陣は開幕ローテーションは変えず、開幕3戦目で起用する方針だ。

 チームは敗れはしたものの、最終回に藤川球児から4得点を挙げており、T-岡田と一塁のレギュラー争いをしているマレーロが3ランを放つなど猛アピール。岡田もこの日2安打を放っており、「どっちを使うか…」と指揮官も迷っている様子。マレーロは「チームが決めることに対して準備をしていくだけ」と、起用法についてはチームの決定に従うと試合後に話している。また、長年の課題だった盗塁数が、ヤクルトに続いて西武とともに19盗塁とオープン戦2位の記録。打率と防御率もトップだった。これについて監督は「チームスローガンとして掲げてきたアグレッシブという部分で、失敗を恐れずに、積極的に行ってくれた。失敗が成功を生むと思うので、みんな積極的に行ってくれたのは評価したい」とシーズンに向けて期待を寄せていた。競争は「シーズンが始まってからも一軍と二軍の入れ替えはしていかなきゃいけない」と継続していく考えだが、今年のオリックスは若返りを図った分、逆に選手層が厚くなっている印象をオープン戦で見せられたのではないだろうか。最終回の4点に今シーズンの可能性を感じた。

取材・文 / どら増田
写真 / 垪和さえ

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