イチロー、野茂、田中将大…“平成を代表する3人”の華麗なる功績

イチロー、野茂、田中将大…“平成を代表する3人”の華麗なる功績

イチロー

 平成が終わり、時代はいよいよ令和へと入った。プロ野球も元号と同様に新時代に入り、新たなスターの出現が望まれている。

 一方で新時代になると、平成を振り返りたくなることも事実。プロ野球ファンなら、「平成を代表する名選手って誰なんだろう」と思うはずだ。

 そこで今回は平成を代表するプロ野球選手を考えてみたい。

1、イチロー

 平成ナンバーワンの選手と言えば、イチローの右に出るものはいないだろう。日米通算4,367安打、メジャー通算3,089安打、1シーズン安打のメジャー記録262。さらに日本でも7年連続首位打者、通算打率.353とハイアベレージを記録しており、その力は突出している。

 また、平成時代に始まったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に2回出場し、連続世界一に貢献。特に2009年決勝・韓国戦の10回表に放った決勝タイムリーは語り草であり、負ければ第1、2ラウンドに続きマウンドに国旗を立てたであろう韓国を敗戦に追い込んだ一打だった。

 昭和のミスタープロ野球が長嶋茂雄なら、平成は間違いなくイチローだろう。

2、野茂英雄

 ドラフトで史上最多の8球団競合の末、近鉄バファローズへ入団。初年度にいきなり18勝を挙げ最多勝、防御率2.91の成績を残し最優秀防御率と新人王を獲得すると、4年連続二桁勝利、最多奪三振の離れ業を演じる。

 そして1994年オフ、鈴木啓示監督との確執をきっかけに、近鉄を退団。活路をアメリカに求める。当時この行動にメディアから「わがまま」「絶対通用しない」などとバッシングを受けた。

 マイナー契約でドジャースに入った野茂は、トルネード投法とフォークボールを武器にアメリカでも活躍。初年度に13勝し、最多奪三振のタイトルを獲得すると、新人王にも輝く。バッシングしていたメディアは手のひらを返したように彼を「英雄」として扱った。

 その後もノーヒットノーランを両リーグで達成するなどしてメジャー通算123勝を挙げた野茂。アメリカで日本人の投手がタイトルを取り主力投手として活躍し、多くの野球選手にとっての憧れとなり、現在は草分け的な存在として尊敬されている。また、アメリカ国内でもトルネード投法とフォークボールは高く評価されており、現在でも日本人最高の投手として語り継がれている。

3、田中将大

 駒大苫小牧高校時代から活躍し、ドラフト1位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。高卒新人ながら11勝を挙げ、新人王に輝くとエースとして君臨し、チームの中心となる。

 2009年から2013年まで連続二桁勝利を挙げ、2013年は24勝0敗、防御率1.27という特筆すべき成績を残し、チームの日本一に貢献。巨人との日本シリーズ第7戦では、前日完投し敗戦投手になったにもかかわらず、9回表のマウンドに登場。東日本大震災で傷ついた東北に、日本一の感動をもたらした。

 そして2014年からは名門・ニューヨークヤンキースに移籍。ここでも初年度に13勝すると、2018年まで5年連続二桁勝利を達成。日本を合わせると、実に10年連続で二桁勝利していることになる。

 このまま順調に成績を残せば、野茂超えは間違いなく、メジャー200勝も見込める田中将大。高校時代からNPB、そしてメジャーでも安定して勝てる田中は、平成後期最強の投手と言えるだろう。

 平成を代表する3選手の記録と記憶は、どれも素晴らしいもの。3人を上回る選手が令和に出現することを期待したいが、なかなか難しいかもしれない。

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