一軍デビュー決定の日本ハム・吉田輝星 勝っても負けても収獲アリ?

一軍デビュー決定の日本ハム・吉田輝星 勝っても負けても収獲アリ?

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 いよいよ、一軍の舞台へ出陣だ。

 昨年のドラフトで1位指名を受け、金足農(秋田)から日本ハムに入団した吉田輝星。その右腕の一軍デビューが決まったことが、各メディアによって大きく報じられている。

 報道によると、舞台となるのは本拠地札幌ドームで戦う12日広島戦。また、晴れ舞台へ備えて、7日阪神戦から一軍へ合流することも合わせて伝えられている。

 ルーキーイヤーを二軍でスタートさせた吉田は、二軍戦でこれまで9試合に登板。しかし、残した成績は「0勝3敗・防御率4.15・31安打」とここまではプロの洗礼を浴びており、一軍デビューへ向け“最終テスト”と目された4日巨人戦でも「3回6安打・6失点」と炎上している。

 明らかに課題が残る中、プロ初登板の相手として迎えるのは現在セ・リーグ首位の広島。ともすれば“見切り発車”のように映るが、「勝ち負けどちらに転んでもよし」という首脳陣の思惑も少なからず感じられる。

 その順位が示す通り、今の広島は他球団のローテ投手もかなり手を焼いている。このことを考慮すると、仮に“初陣”の吉田が打ち込まれたとしても、そこまで厳しい声は挙がらないだろう。

 また、鈴木誠也を筆頭としたセ界屈指の打線は、今の自分の実力を計る上では格好のものさしともいえる。対峙する中で課題が見つかれば、それを二軍に持ち帰って重点的に取り組むことも可能だ。

 一方、プロ初勝利、もしくはそれに迫るような好投を披露した場合もメリットは大きい。どんな形であれ、一軍で結果を残すということは大きな自信をもたらしてくれるからだ。また、首脳陣の評価次第では、デビュー戦以降も複数回のチャンスがもらえる可能性もある。

 「とにかく悔いの無いように楽しんで」、「玉砕覚悟で思いっきり投げて欲しい」、「結果を気にせず今出せる全力を出してくれ」とファンも激励する吉田のデビュー戦。どのような結果となっても、今後の野球人生にとってのターニングポイントとなることは間違いないだろう。

文 / 柴田雅人

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