星稜が投打で圧倒 奥川好投、打線の勢いも継続

星稜が投打で圧倒 奥川好投、打線の勢いも継続

【第101回全国高校野球 星稜(石川)−中京学院大中京(岐阜)】試合に敗れた中京学院大中京ナイン=甲子園球場(水島啓輔撮影)

 北陸勢初の優勝を目指す星稜が投打で圧倒。申し分ない勝ち方で大一番へ弾みをつけた。

 堅実な試合運びで序盤から主導権を握った。準々決勝の仙台育英戦では22安打17得点で圧勝。林監督は「大勝後の試合は各打者が大振りになり、点を取れない」と話していたが、それは杞憂(きゆう)だった。

 一回に犠飛で先制すると、二回、三回も四球などで出た走者をきっちりとかえし、序盤に6点を先行。七回にはエース奥川にも今大会初安打となる2点適時打が出るなどして3点を追加。大振りをせず、コースに逆らわない打撃を徹底し、計11安打9得点と攻め立てた。

 打線の援護を受けた奥川も、7回を87球で2安打無失点の好投。連戦となった準々決勝は出場しなかったが、休養日だった19日の練習後、林監督に「行けます」と直訴したという。14回で23三振を奪った3回戦の智弁和歌山戦とはうってかわって、この日は緩急を意識しながら打たせて取る投球を披露し、「決勝につながる投球になった」と責任感をにじませた。

 決勝では今春の選抜大会1回戦で快勝した履正社とぶつかる。磨きのかかった打線を警戒しつつ、主将の山瀬は「自分たちの方がしっかり楽しむ」ときっぱり。決勝の大舞台を最高の形で締めくくる。(上阪正人)

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