大谷の契約交渉は時期が鍵 23年限りでFA 史上最高55億円超大型契約も

大谷の契約交渉は時期が鍵 23年限りでFA 史上最高55億円超大型契約も

<マリナーズ・エンゼルス>初回無死、右越えの46号ソロを放った大谷はバターフィールドコーチと笑顔でハイタッチ(撮影・沢田 明徳)

 エンゼルスの大谷が投打でトップクラスの成績を残したことで、23年限りでFAとなる契約に改めて注目が集まっている。試合前、エンゼルスとの契約延長交渉に応じる可能性を問われると「この4年間、一番近くで支えてもらった球団でもある。オープンな気持ちでもちろん話す」と心境を述べた。

 渡米時は労使協定の年齢制限により1年目の最低保障の年俸54万5000ドル(約6050万円)に抑えられ、2、3年目も微増。年俸調停の権利を獲得した20年オフ、調停を回避し来季まで総額850万ドル(約9億4350万円)の2年契約を結んだ。球団側には大成功の投資といえる。

 スポーツ専門局ESPNは、大リーグ史上最高年俸となる5000万ドル(約55億5000万円)での5年契約の可能性を予測。FAになった場合、ヤンキースなど資金力が豊富な球団の参戦も予想される。エンゼルスは主砲トラウトと30年まで、レンドンとは26年まで契約しているが、他に残る大型契約は少なく、大谷に資金を集中するのは可能だ。

 一方で、地元紙は、やや慎重な姿勢。ロサンゼルス・タイムズは「交渉は複雑にならざるを得ない。二刀流の価値を評価する前例はないから」と報じた。オレンジカウンティー・レジスターは、健康を維持して好成績を残すのにメジャーで4年かかった点を自らも認めたと報道。「だから彼の未来を見通すのは難しい」とした。

 大谷サイドは今季の成績を基に交渉に入るか、それとも2年連続で好成績を残した上でテーブルに着くか。後者の方がより巨額の契約を結ぶチャンスがあるものの、二刀流は他選手より故障などのリスクも多く、交渉時期は大きな鍵となる。

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