【ドラフト分析】本命なきドラフトで球団戦略クッキリ ロッテは次代の捕手、中日は即戦力の長距離砲

【ドラフト分析】本命なきドラフトで球団戦略クッキリ ロッテは次代の捕手、中日は即戦力の長距離砲

ドラフト会場

 ◇プロ野球ドラフト会議(2021年10月11日)

 本命なきドラフトに12球団の戦略が浮き彫りになった。昨年は7球団が事前に1位指名選手を公表したが、今年は西武の隅田(西日本工大)、ソフトバンクの風間(ノースアジア大明桜)の2球団のみ。隅田は4球団の抽選の末に西武、風間は単独指名で、ともに公表していた球団が交渉権を獲得した。

 飛び抜けた選手が不在の中、いかに補強ポイントに合った選手を指名するか。1位の単独指名となったのは風間を指名したソフトバンクを含め6球団。次代の捕手を獲りたいロッテは小園(DeNA1位)と市和歌山でバッテリーを組んでいる松川、即戦力の長距離砲を欲しい中日もブライト(上武大)を単独での指名となるなど公表しないことで一本釣りに成功した。

 隅田の抽選に外れた巨人が外れ1位に指名したのは翁田(関西国際大)。所属する阪神大学リーグはコロナの影響でスカウトの視察が解禁されたのは10月4日から。公式戦での投球をほとんど見られない中、地道に情報を収集して即戦力右腕を指名した。同様に、外れ1位でヤクルトが交渉権を獲得した山下(法大)も、法大がコロナの影響で秋季リーグ戦への出場が遅れため今秋にスカウトが視察できたリーグ戦は1試合だけだった。

 上位指名で目を引いたのは楽天。大型外野手の吉野(昌平)を1位で単独指名し、2位には愛知大学リーグ2部の愛知大の巨漢捕手・安田など、3位の前田(三島南)までが野手の指名となった。また、独立リーグからも石森(火の国サラマンダーズ)が中日3位と上位で指名された。

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