「成果」に満足顔の阪神・矢野監督 早くも即戦力新人の春季C招集を示唆「まず見てみたい」

「成果」に満足顔の阪神・矢野監督 早くも即戦力新人の春季C招集を示唆「まず見てみたい」

阪神・矢野燿大監督

 阪神は21年ドラフト会議で8名(うち育成枠1名)を指名した。DeNAと競合した小園健太投手(市和歌山)こそクジで逃したものの、素材では互角の森木大智投手(高知)を1位で指名。2位で鈴木勇斗(創価大)、3位で桐敷拓馬(新潟医療福祉大)と即戦力の大学生左腕の交渉権を獲得した。投手5名、捕手1名、外野手2名とバランスよく補強した今回の成果を矢野燿大監督が満足顔で振り返った。

 ードラフトを総括して。

 「いいドラフトができたなと思っている」

 ー森木が残っていた。

 「1回目の入札で確実に名前が挙がっていると思っていたからね。小園くんを引き当てるというか、それができれば良かったんだけど。でも、結果的に小園くんに近い評価をしていた森木くんを獲れたというのは、本当にラッキーやったなと。ドラフトは本当に縁なんでね。森木くんとは縁があったんだなというふうに思う」

 ー2位で鈴木くんも残っていた。

 「左はうちの補強ポイントになっていたからね。その左の中で誰をいくかという中で、巨人が行った山田くんとかね。うちもいい評価をしていたんだけどね。でも、縁のことなんでね。現状の、左の中の大学社会人で一番いいというのが、その順位の鈴木だったんでね。それを獲れたというのが。逆に言うと、3位の桐敷も残っていると思っていなかったから。だからその、どこも多分左(投手)が欲しいから。獲られちゃうだろうなと思って。だから2、3(位は)ホントに…。岡留も(5位で残っていて)びっくりしているんだけど」

 ー映像なども見てきた中で、森木はひと言でいうとどんな投手で、どんな投手になってもらいたいか。

 「強いっていうか、何かそういうものは感じるよね。体の強さとか、球の強さとかさ、気持ちも含めて、何か芯の強いピッチャーというか。もちろん球界を代表するような能力というのは持っているピッチャーだと思うし、何か『森木に任せていたら安心やな』っていうような、そんな強さを持ったような。『困ったときには森木に任せる』というような。安心感とかそういう強さとか、そういうものを持たせるようなピッチャーになってもらえたらなと思うけど。もちろん、それになれる素材だと評価しているけどね」

 ー2位の鈴木は即戦力の左投手として。

 「そうやね、ピッチング自体も緩急も、結構カーブ系も使えるピッチャーで。体の大きさ的にはそんなに大きくはないんだけど、真っすぐの切れとか質もしっかりあるピッチャーなんで。ピッチング自体をしっかりできる能力は高いのかな、と。(3位の)桐敷に関しては三振が結構取れるイメージというか。真っすぐの強さと、ちょっと落ちる系かな、そういうのが結構良いようなイメージがあるんで。そういうところで、うちのピッチャー陣に入って行っても勝負できるような。もちろん覚える部分はまだあるとは思うけど。そうやね、そういう三振を取れるピッチャーというイメージ」

 ーD4位・前川はパンチ力。

 「前川もすごい欲しくて。『もしかして残っていないかな〜』と思いながら。でも、やっぱりあれだけ強く振れるっていうことと。“割れ”っていうのかな、それがあんなけしっかり割れて左ピッチャーも気にしないで振れるっていうのは、金属から切り替わってもいけるんじゃないかなと思うし、やっぱりあれだけ振れるというのは、ムチャ振りじゃないんだけど、コンパクトというか大きく振ってないんだよね。でも力強い。ゲームでそういうバッティングって必要だから。そういうところで将来中心を打ってくれるような。勝手な印象やけど、根性ありそうで。そこも含めて雰囲気がすごくあるなと言う印象だよね」

 ―岡留は変則。

 「変則やけど、球強いし。スリークオーター、サイド気味やけど、まあまあパワー系のピッチャー。パワー系のピッチャーだけど変化球もしっかり投げているイメージがあるんで。だからその順位で本当に残っているというのは、まあまあうちとしては評価していたんで。もちろん、もうちょっと上の評価をしていたんで。もちろん、亜細亜っていうしっかりしたところで4年間やっているというところも含めてね。うちもやっぱりイメージ的には岡留は中のイメージなんだけど、そこに若いピッチャーが入ってくれるというのは、ほしいところなんで。そこに十分入っていけそうな感じには思っている」

 ―豊田はどのような印象。

 「豊田に関してはオレも正直わかんなくて。まあ、スカウトのみなさん、畑山さんとか、右の中で総合力が高いと。逆方向にもしっかり振っている感じもあるし、トータルで見て勝負できるんじゃないかという評価をしていたんで。右の野手って言うのはどこも貴重なので、そういうところで現状、右で言えば暖とか陽川とか、そういうあたりにも入っていけるという評価をスカウトの人がしていたんで」

 ー中川は強肩捕手の印象。

 「甲子園でもホームラン打ってたっけなあ。バッティングというのはもちろんこれから大事になるけど、肩の強さとか、キャッチャーとしての。体的には大きくないけどね。そんなん全然、マイナスにとらえることないし、全然、補えるものやと思うんで。キャッチャーってすぐ育つわけじゃないけど、そういうものを年間積み重ねていったら面白い存在になれる素材だということで。キャッチャーもちょっと獲りたかったのでね」

 ー大学生と社会人の選手に関しては即戦力か。

 「いや、まあまあもちろん。監督さんによっても違うかもしれんけど、俺の中では大学・社会人で獲っているということは今年のキャンプでもそうやったけど、まず見てみたいよね。うちとしても、競争の中に入っていけるだろうというスカウトの人の評価とかもあって指名させてもらっているんで。そういうところは早めに見てみたいなと、競争に入ってどうかというのは見たいなというのは、ちょっと気が早いけどさ」

 ーバランス良く。投手も右2人、左2人。

 「そうやね、ビッグスリーの森木が残っていたというのが本当に大きいから。そこで言うたらあれだけど、2位の選手を1位に上げてというのはあることだけど、最初の入札されるだろうというような、そこで森木が残っていた流れからトータル、左補強できてとか、岡留も捕れてとか全体的な流れがすごく良かったかなと思っている」

 

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