西武 痛かったルーキー若林の離脱 来季復活で「1番打者固定」の課題解消を

西武 痛かったルーキー若林の離脱 来季復活で「1番打者固定」の課題解消を

西武・若林楽人

 プロ野球に故障はつきもの。しかし今季の西武にとって、若林楽人の戦線離脱は本当に痛かった。固定できていたはずの1番打者。ドラフト4位ルーキーの離脱で、自慢の「獅子おどし打線」の破壊力は大きく低下してしまった。

 そのまま活躍していれば、今頃新人王の候補にもなっていたに違いない。若林は開幕1軍の座をつかみ、主に1番打者としてスタメン出場を続けた。しかし5月30日の阪神戦の守備の際に左膝を負傷し、「左膝前十字じん帯損傷」と診断された。手術を受け、全治9カ月で今季絶望。故障の時点で両リーグトップの20盗塁をマークしており、チームにとっては大きな戦力ダウンとなった。

 西武にとって1番打者の固定はここ2年間の大きな課題だ。19年まで不動の1番打者だった秋山翔吾が、同年オフにレッズに移籍。その穴をいかに埋めるか。昨季は金子侑司の39試合を筆頭に7人が1番打者でスタメン出場した。今季はさらに増える。11日時点で実に10人が1番で出場。最も多いのは源田の42試合で、2番目が若林の31試合だ。さらに岸潤一郎、外崎修汰、高木渉、川越誠司…。いかに辻発彦監督がオーダーを組むのに苦慮していたのかがうかがえる。

 勝負事に「たら・れば」はないが、もし若林がそのまま1番打者で活躍していたら…。チームの現在のような低迷はなかっただろう。それほど1番打者は重要なポジション。元気に復帰し、来季こそ「1番・若林」として活躍してくれることを願わずにいられない。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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